梅雨時蒸し暑い毎日ですが、水毒(水分代謝が悪い状態)の症状は出ておられませんか?
例えば、頭痛、咳、むくみ、節々の痛み、気が晴れない、食欲がないなどです。
これらの原因になる余分な水分を体から排出してしまいしょう。
おすすめは夏旬を迎えるナス、キュウリ、トマト、ゴーヤなどの食材にハトムギ、緑豆、山査子、茯苓などです。
ぜひお試しを。

知人より立派な玉ねぎを、北海道の友人より鮭ぶしをいただきました。






玉ねぎ、紫玉ねぎ




北海道産 天然鮭ぶし




早速二つを組み合わせて、蜂花粉を散らし、和漢膳 玉ねぎの鮭ぶし・蜂花粉かけを朝食に作りました。
ただ玉ねぎを薄く刻んでかけるだけの簡単クッキングですが、とっても美味でした。
体の中が綺麗になった心地がします(笑)



和漢膳だししょう油(オリジナル)をかけて


玉ねぎの健康パワーはよく知られていますが、ポリフェノールの一種であるケルセチンにより血管内皮機能を高めることが分かり、注目されています。
機能が低下しなければ動脈硬化になりにくく、血液がサラサラのまま保てるわけです。
人は血管から老いると言われますので、これは大いに食べたいものですね。




社員が生薬薬剤師取得を目指し、毎月東京へ勉強に行っています。
今回の講習は、薬用植物園と、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)や、紫雲膏(シウンコウ)の実習だったそうです。作ったものを見せてもらいましたので、パチリ!



桂枝茯苓丸


桂枝茯苓丸は、下記の生薬処方で血行をよくしバランスを整えて、冷えやのぼせの改善、生理不順や生理痛、頭痛、めまい、肩こりなどに用いられる漢方薬です。

桂皮 (ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、茯苓(ブクリョウ)、桃仁(トウニン)、牡丹皮(ボタンピ)



紫雲膏は、中国の明代の潤肌膏をもとに華岡青洲(世界最初の全身麻酔を行った江戸時代の医師)が創案した軟膏です。
成分の胡麻油(ゴマユ)、 紫根(シコン)、 当帰(トウキ)、黄蝋(オウロウ。蜜蝋のこと)、 豚脂(トンシ)により、ひび、あかぎれ、しもやけ、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、かぶれ、あせもに用いられるオールラウンドの軟膏。

近頃は放射線皮膚炎や、抗がん剤の副作用の皮膚症状にも使われているそうですよ。
2000年前に考えられた処方が、今でも有効なことは驚きですね。


これから研究が進むにつれ、さらにいろいろな効果・効能が分かってくるでしょう。
やはり漢方は深くて面白いですね。





紫雲膏


明日7月2日から9日まで、経済団体の視察旅行でロシアのモスクワとサンクトペテルブルクへ
行ってきます。未知なる国ですので、興味津々です。
また帰国後のブログをどうぞお楽しみに♪
では、行ってきま~~~~す(^^)/