爽やかな五月晴れとなった5月15日、目黒雅叙園で国際薬膳食育師1級卒業式を開催しました。
国際薬膳食育学会理事で医学博士の檜山幸孝先生ご臨席のもと、厳かな雰囲気の中、楽しい会となりました。
檜山先生の祝辞は、春から初夏にかけての食養生についてや、段階ごとに学んでいく大切さなどをユーモアたっぷりに、とてもためになる御利益のあるお話しでした。
私は、元京大大学院呼吸器外科教授でからすま和田クリニック院長和田洋巳先生のがんへの取り組みを冒頭にご紹介しました。
和田先生は、がん患者の手術が上手くいっても4割の患者が再発し、抗がん剤治療で苦しみ、高い治療費を負担されられたあげく、「がんが治らない」理不尽な状況に疑問を持たれ、研究を始められました。
がんを叩いて治すこれまでの治療方向から、免疫力を高める食生活や生活習慣を改める指導で効果を上げられています。
和漢膳もその人が持っている自然治癒力を高める料理。
次に私がこれまで和漢膳で何ができるのか、「誰もやっていないこと」に挑戦し続けてきたことなどをお話ししました。
人のためにお役に立ちたいと行動することで、よい出会いや「運」に恵まれると言われます。
私も恩師の檜山先生はじめ本当に素晴らしい方々との出会いがあり、充実した日々を送ることができています。
国際薬膳食育学会の次なる行動目標は、和漢膳師(薬膳師)を調理師のような国家資格にしていくことです。
共に和漢膳の裾野を広げて、実現に精進していきたいと思います。
皆さん目が輝き希望に満ちた顔をしてお帰りになられ、安堵しました。
お健やかにご活躍をされることを念じながら、お見送りをしました。
<国際薬膳食育師1級卒業式 メニュー>
鶏胸とヤリイカのマリネ
白い野菜を添え パプリカソースで
ムール貝のソース
マスタードソース









