今日から師走。
師走というフレーズを聞いただけで、慌ただしさが増すような気がしますね(笑)
先週はブログを書けずに失礼しました。


実は92歳になる義父と88歳になる義母が新潟県から富山に引っ越してきましたので、その手伝いでバタバタでした。
父は新潟県で住宅設備の会社を経営していましたが、次男に任せて引退することになり生まれ故郷の富山に戻ってくることになったのです。
高齢のため折にふれ新潟に会いに行っておりましたが、これからは親孝行の真似事ができると喜んでいます。
残された人生が、健やかで楽しい日々になるようにと切に願います。


さて、アサヒビールが12月より老舗料亭「なだ万」の株式51.1%を取得し買収するという発表は、衝撃を受けました。あのなだ万が?と耳を疑いました。
なだ万は江戸時代天保元年(1830年)に創業者である初代灘屋萬助さんが大阪ではじめた料理店です。
なんと夏目漱石や森鴎外も足しげく通ったといわれます。
東京紀尾井町のホテルニューオータニ庭園にある本店「山茶花荘」は政府要人が連日のように集まるので、記者の方の張り込み場所で有名でした。


私も東京教室の折、西新宿のホテルに泊まっていましたので、Oデパートの14階にある「なだ万」によく行きました。
鉄板焼の調理長が九州出身ということもあり、お喋りをしながらいただくのが楽しみでした。


久しぶりに実母と妹となだ万で食事をしました。



きのこ、長芋の和風サラダ



マッシュルームのスープ




鴨と秋野菜の煮物




茄子とほうれん草、チーズ豆腐餡かけ



ヒレステーキ、ご飯、香の物、味噌汁、デザートを撮り忘れました。ごめんなさい。

とても美味しくワインも進みました。



現在の6代目社長楠本正幸さんは、なだ万女将である祐子さんの婿養子だそうですが、江戸時代から続いた184年の歴史を閉じて新たな道を歩まれます。


和食が世界無形文化遺産に登録されてから世界から注目を浴びていますので、なだ万の海外店舗でアサヒビールを出せばさらに認知度はアップすることでしょう。果たしてなだ万さんの味は?

この決断が正しかったかどうかは、なだ万ファンとして見守りたいと思います。