『萩の城下町と夏みかん』



 

 島根県出雲大社が60年ぶりの大遷宮で、日頃は天皇でさえ立ち入ることが出来ないという本殿が拝観でき、天井に描かれた「八雲」が見れます。もう60年後は見ることが叶わないと思い、旧盆に見に行ってきました。

 夫は山陰地方が初めてということで、萩、松江、ついでに安芸の宮島もとなり、ハードな旅となりました。

 富山からはJRサンダーバードで新大阪で新幹線のぞみに乗り換え新山口まで。新山口からバスで萩に向かいました。夕刻に到着し、宿は日本海をのぞめる松本川河畔の雁嶋別荘。部屋からは対岸の萩城址のある指月山がぽっこりと見え、海と山が同時に眺められる素晴らしいロケーションにうっとり。心がまんまるに癒されていきました。

宿の食事はう~~ん??あわびは美味でした。



 
雁嶋別荘からの景色




前菜

 



八寸


地ビール



あわびのお造り



萩黒毛和牛(無角和牛)の鉄板焼き



古代米まんじゅう


プリンの黒みつかけデザート


 翌日、松下村塾→伊藤博文旧宅→萩城址→城内→城下とお決まりのコースを巡りましたが、松陰神社を出るときに乗った萩近鉄タクシーの鈴木敏治さんの案内がとても素晴らしく、萩の魅力も倍増でした。城址にある萩焼のお店を紹介してくださり、鼠萩の曜変ぶりが見事な茶碗に出合って購入しました。帰ってからお茶を点てるのが楽しみです。




萩焼の椀


 城内では白壁・土壁群をすみずみまで案内してもらいました。道幅はもちろん江戸時代のまんまで、ところどころ舗装もしてありません。映画でよく撮影されるそうです。瓦を入れた土壁の上に白壁を塗ってあるのですが、風致を保存するために市から補助が出るとのこと。歴史的な遺産を守り伝えるためには大事なことだと思いました。



土壁



白壁


 白壁の中のお宅に夏みかんがたわわに実っています。ここで鈴木さんから夏みかんの話を教えていただきました。

 維新後の萩で、生活の糧として栽培され、萩では代々(ダイダイ(橙))と呼んでいたそうです。なぜなら、実が完熟すると次のちっちゃな実がつき、木に代々実が絶えることがないので、その呼び名が付いたそうです。商品名としての「夏みかん」は後からつけられたのだそうですよ。

 正月はみかんを飾らず、子々孫々栄えるように橙を飾りましょうね。

 初めてその意味を知り、ひとつ賢くなりました。



代々(橙)



白壁と橙


 つづきはまた来週!お楽しみに♪

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