今日の富山県は快晴で汗ばむ程の暖かな晩秋の一日でした。
菊花もそろそろ終わりとなりますね。皆さん、旬の菊花料理は、味わられましたか?


 私は菊花ご飯に菊の和え物、サラダや春巻きにそして大好きなサーモン巻きにと堪能しました。


菊花のサーモン巻き

 菊花は中国では長寿の花として貴ばれ、焼酎に漬けた菊酒や菊茶を飲む習慣があります。アデニン、カロテン、カリウムなどミネラルを豊富に含み、これらの成分で血の巡りをよくし、コレステロールや血圧を下げる効果が認められています。
また、菊には抗菌作用もあるので、刺身に小菊が添えられています。なのにマーケットの刺身の横にはプラスティックの菊花が添えられていますね。(笑)


食べ方は簡単!ガクをとり、花弁は酢少々たらした熱湯でゆがき、さっと水洗いしてあらゆる料理に使います。量は1日に3個ほどでOK。

マーケットでまだ菊花が手に入るようでしたら、ゆでてラップに小分けして冷凍庫への保存をお薦めします。常温に戻して色あせすることもなく、1年中食べられますのでぜひお試しください。


 日本にも中国の儀式が伝わり、9月9日は「重陽の節句」として菊花酒を飲んで長寿を願う祝宴が催されてきました。
中国では偶数は陰の数、奇数は陽の数といい、9は最大数で9が重なる9月9日はもっともめでたい日とされます。

 菊の花以外にも花を食べる慣習がありますね。地元のテレビ局で「春の花を食べよう」という企画でチューリップや桜、タンポポなどを使った料理を紹介したことが思い出されます。チューリップは色の薄い花の方が美味しかったです。


 紅花は山形県では県花としてよく食べられていて、紅花そば、羊羹、クッキー、紅花アイスクリームなどに商品化が進んでいます。


今日は身近な花料理で一杯、はいかがですか?



*花を食べる

フキノトウ
      せき止め、風邪の熱とりによい。
コブシ、ハナモクレン
      生薬、辛夷(しんい)→鼻炎、鎮痛、鎮静剤として用いる。
  花→動脈硬化予防。
スミレ
      浄血作用、鎮静作用(成分の吉草酸(きっそうさん)により)、便秘によい。
アカツメクサ
      タン切り、お通じをよくする。
サクラ
      桜皮→せき止め、しっしん、ジンマシン、腫れものによい。
タンポポ
      解熱、消炎、健胃、利尿作用、母乳不足に用いる。
キンモクセイ
      健胃作用、低血圧症、不眠症によい。
ベニバナ
       キク科のベニバナの管状花。夏にアザミのようなオレンジの花をつける。         体を温め、血液浄化作用、活性酸素除去作用があり、生理不順、

       更年期障害に有効。

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