毎日らいふ1月号・2月号の撮影を済ませ、久しぶりの休日です。


富山県水墨美術館 で始まったばかりの東京富士美術館所蔵「珠玉の日本美術名宝展」を見に行ってきました。江戸時代を中心に、狩野派や琳派の屏風・襖絵をはじめ、葛飾北斎や歌川広重らの浮世絵、鎧兜、工芸品など70点が展示されています。


江戸時代前期に描かれたという作者不明の「武蔵野図屏風」が目に飛び込んできました。金色の雲がたなびき、富士山が頂をのぞかせています。下に生い茂る深緑のススキの中に月がいま落ちようとしています。なんとおしゃれで斬新な構図でしょうか。心を奪われました。


展覧の目玉の一つが、江戸琳派の俊英と言われたという鈴木其一の「風神雷神図襖」です。「風神雷神図」というと、国宝になっている俵屋宗達の名品が思い出されますが、そのほかにも3点の「風神雷神図」があるということを、初めて知りました。


風神雷神図
風神雷神図


鈴木さんの襖絵もその中の一点ですが、迫力に圧倒されました。8枚の襖がど~んと飾られていて、風神と雷神が躍動しています。雷神が両手に黒いダンベルのようなものを持っています。まさかダンベルではないでしょうが、何なのか? 美術館の方が「太鼓をたたくバチですよ」と教えてくださいました。う~んなるほど、一つ賢くなりました。


浮世絵、版画も素晴らしかったですね。北斎の「冨嶽三十六景」の中でも有名な、高波の彼方に見える富士を描いた「神奈川沖浪裏」。浮世絵が西欧の印象派の画家たちに大きな影響を与えたことはよく知られていますが、ゴッホが模写したという広重の「江戸名所百景 亀戸梅屋舗」も飾られていました。デフォルメされた梅は色鮮やかで実に見事でした。



神奈川沖浪裏   凱風快晴
葛飾北斎 神奈川沖浪裏      葛飾北斎 凱風快晴



大はしあたけの夕立  亀戸梅屋敷
歌川広重 大はしあたけの夕立 歌川広重 亀戸梅屋敷



ポストカードや作品のマグネットなどお土産を買ってルンルン、呉羽の梨畑中腹にある「ヴィラクラタ 」へ向かいました。ガイドブックを見て初めて伺うお店です。


心配でしたが、前菜から「おいし~い」。これは期待できると嬉しくなりました。予想通りで昨年行ったイタリアのお店を彷彿とさせるほど、デザートまでおいしく堪能しました。今度はお昼時に梨を見ながら食べたいなあ~!


前菜  魚介の手打ちパスタ

前菜                  魚介の手打ちパスタ



ニョッキ  太刀魚のパン粉焼き
ニョッキ                太刀魚のパン粉焼き



牛ヒレ肉のステーキ  デザート
牛ヒレ肉のステーキ         デザート



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