8月5日(日)猛暑の中、富山経済同友会主催の第2回昆布祭りが、高岡市のウイングウイング高岡で開催されました。
女優・キャスターの石井苗子(いしいみつこ)さんが「食と健康について~昆布のチカラ~」という演題で1時間講演されました。
石井さんは現在東京大学医学部で客員研究員として予防保健学を研究されています。昆布の成分U-フコイダンのお話や2020年には4人に一人が65歳以上となり、残存機能のままどう日本人が元気で過ごすかを、世界が注目しているというお話が印象的でした。
それはもう薬膳しかないでしょう!と話をお聞きしながら手を挙げたくなりました。薬膳は東洋式食事法です。食べ物の性質や味が体に与える影響などを考えて「体を元気にリセット」するために長年綿々と編み出されたノウハウは、カロリーの西洋式食事法にはないものです。これからの研究分野のアンチエイジング医学は、プラスの医学と言われていますが、薬膳はまさしくプラスの食事ですから。
第2部の「食から生まれる地域活力」をテーマにしたパネルデスカッションは、富山経済同友会代表幹事でインテック会長中尾哲雄さんの司会のもと、高岡市長の橘慶一郎さん、鹿児島大学の鮫島吉広さん、海の恵み代表取締役の矢部みち子さん、そして石井苗子さんの方々で活発な意見交換がありました。
地域のブランド性を高めるにはいかに富山をブランド化し、チャンスを逃がすことなくチャレンジスピリッツで行うかが大切だと感じました。それは取りも直さず、とやま発の薬膳ブランド化に通じることだと思います。
パーティは、昆布を使ったお料理が出ましたが、ウ~ンもう一工夫してほしかったで~す。
私が名刺交換をさせていただいた方々は北海道知事の高橋はるみさんはじめ北海道・山形県・石川県・福岡県・鹿児島県・沖縄県経済同友会の幹事の方々で楽しい交流会となりました。
講演講師の女優・キャスター石井苗子(いしいみつこ)さんと
揚げヒレ肉のニンニクだれ
<材料4人分>
薬膳食品
高麗人参(粉末) 小さじ1
・豚ヒレ肉(塊) 250g
・ほうれん草 2把
・たれ
にんにく 1かけ
しょうゆ 大さじ3
砂糖 大さじ1.5
熱湯 2/3カップ
・片栗粉 適宜
・揚げ油 適宜
<作り方>
① 豚ヒレ肉は2~3㎜厚さの薄切りにし、両面に片栗粉を薄く
つける。
② ほうれん草は熱湯で色よくゆでて水にとり、水気を絞って3㎝長さ
に切る。
③ にんにくはにんにく絞りでつぶすか、みじん切りにし、高麗人参、
しょうゆ、砂糖 を混ぜ合わせ、熱湯2/3カップを加えて冷め
ないようにしておく。
④ 揚げ油を180℃に熱し、①を色よく揚げてすぐ③のつけ汁に
つける。
⑤ 皿にほうれん草を敷き、ヒレ肉を盛る。
高麗人参(こうらいにんじん)
ウコギ科のオタネニンジンの根。そのままさらして乾燥したものを
白参(ハクサン)といい、蒸して乾燥したものを紅参(コウサン)という。
食味=甘、食性=平。
用途:アルギニン、ロイシンなど18種のアミノ酸、サポニン、
ビタミンB群の働きで疲労回復、活性酸素除去作用、造血作用、
健胃作用、作業能力増進、免疫機能促進作用がある。
