家の庭のビワが実をつけました。昨年は結実しませんでしたので、2年ぶりのわが家のビワ。あまり大きくはならないのですが、フルーティーで甘みは抜群、家族も味わえる日を心待ちにしていました。

 「今年はいつもより大粒で期待できる」と喜んでいました。ところが、このビワには毎年天敵があらわれます。完熟させて収穫しようと色づくのをいまかいまかと見ていると、かならずといっていいほど、カラスに先を越されてしまうのです。

 今年も例外ではありませんでした。「あ~あ、またやられた」と、夫の落胆した声が聞こえてきました。家のブロック塀の上に、実だけをきれいに食べて皮と種が並んで残っているのでした。

 カラスの寿命は7、8年とも言われていますので、毎年きっと同じカラスに違いありません。それにしてもよく忘れないものです。9000種いるという鳥類のなかでも最も利口だそうですから、狙った獲物は逃さないのでしょう。

 業を煮やした夫は、近所の畑に鳥対策としてCDが吊してあったのを見て、ビワの木に不要になったCDを数枚ぶら下げたようですが、まったく効果がなく、塀の上にビワの皮と種がこれ見よがしに食い散らかしてあります。

 そして今年のビワ取り合戦の結末ですが、完熟していないビワを切り取り、いま、家の中で熟すのをじっと待っているところです。



我が家のビワ
我が家のビワ


ビワ 饗宴後  

カラス饗宴後


カラスよけCD

カラス撃退CD


完熟待ちのビワ  

完熟待ちのビワ


ビワのコンポート

ビワのコンポート