大リーグはスケールアップして松坂大輔対イチロー選手の対決など興味津々。プロ野球は甲子園を湧かせた楽天の田中将大選手や大学野球は早大の斎藤佑樹選手、Jリーグも全開でスポーツ界も春爛漫を思わせます。
最後に笑うのはだれか、とても楽しみですね。
古い話で恐縮ですが、1998年、フランスで行われたサッカーワールドカップの決勝はフランスとブラジルの戦いでした。ブラジルが有利との下馬評を跳ね返して、フランスが3-0で優勝杯を手にしました。
テレビ観戦していましたが、試合開始直前にアナウンサーが話した言葉が今でも忘れられません。彼はおおよそこのように言いました。「ここまでくれば実力は互角、勝敗の分かれ目は、選手たちがどのような食事をとってきたかにかかっています」
スポーツのみならず、食事が健康を維持するうえで重要な事はわかりきっていますが、このような大きな大会でアナウンサーの口からそのようなことが語られるとは驚きでした。私も、その通り!と心で叫び、喝采を送りたい気持ちでした。
どんなものを食べてきたか、それはいわば食事の履歴書といえるかもしれませんが、選手になってからではなく、こどものころからの選食によるものです。
バランスよく食べる積み重ねが晴れ舞台での原動力になり、勝負の分かれ目となるわけです。
さて3月下旬、世界フィギュアスケート選手権で銀メダルを獲得した浅田真央ちゃん。わが家は真央ちゃんファンですが、大いに気になることがあります。テレビ出演していた真央ちゃんは「真央はカップ麺が大好き。海外遠征のトランクはお菓子とで半分を占めているの」と。
成長期にあり、世界の大舞台での活躍が期待される真央ちゃんなのに、えっ?と耳を疑いました。小さいころから毎日夜遅くまで練習してきただけに、小腹がすいたときなどにインスタント食はきっと手軽で好きになったのでしょうね。
今は若さで乗り切れていますが、これから大人の体になっていき食もトレーニングの一つと考えて取り組まねば選手寿命は短く終わってしまいます。高校・大学あたりまで活躍していても、実業団でダメになっていく選手は食事に問題があることが多いのです。
選手にとって、1日の仕事はトレーニングと食事と睡眠です。
スポーツ選手は体重1Kgにつき1日2gのたんぱく質が必要など勝つための食事に、プラス疲労回復、造血作用、抗ストレスに薬膳をぜひ活用してほしいと願います。
三千年のノウハウがギュッと詰まった薬膳は、パワーアップに抜群ですもの。
この一年各界のスポーツ選手たちが、もてる力を存分に発揮できますよう心から祈っています。