紅葉狩りの便りが聞かれ始めた10月末に、「東洋ゴム(株)」さんのお招きで熱海へ講演に行って来ました。

夕方に終わるので黒部には夜中となるため泊まることに。皆さまと同じ旅館では気を遣われると思い、スタッフに岩盤浴のあるホテルを探してもらいました。


岩盤浴は若い女性を中心にあっという間に全国で人気となりました。

今プロデュースしている三重・湯の山温泉「和悠膳」にも岩盤浴を計画しているので、視察と称しあちらこちらで楽しんでいるのです。


何と予約したホテル湯治館「そよ風」の岩盤浴には「北投石」が使ってあるではありませんか!

「北投石」はラジウムを発する薬石として昭和27年に国の特別記念物に指定されています。

世界で3カ所しか産出されておらず、日本では秋田県玉川温泉でのみ産出されています。

がんなどの難病に効果的とお値段も小さな石で3千万円はするという貴重なそして人気の石なのです。


初めて体験するのでわくわく状態。

専用の洋服を着て、敷き詰められた15種類の薬石の上に体を横たえるとう~ん何という心地よさ。

熱海温泉の源泉との相乗効果なのか、10分の間に玉のような汗です。ミネラル水を飲み部屋から出て身体を休ませ、また岩盤浴へとこれを2~3回繰り返します。


東京の渋谷での岩盤浴は汗ばむぐらいの汗しか出なかったので、本物は違うと感動しました。

富山へ帰ってからも体が軽く、血液から老廃物が排出されたのを実感しました。


翌日は5~6歳の保育園児の「わくわくクッキング」でしたが、子供たちのエネルギッシュさに負けないぐらいテンション高く食育教室ができました。

親子料理教室から数えれば食育活動はもう30年になります。

親子が一緒ですとどうしても甘えるのとおかあさんが手を出されるので、15年前に子供たちだけのクッキングに変えました。


クイズを取り入れながら、箸の持ち方や火加減、千切りなどの切り方、交互に食べる三角食べなどの講義を50分話してから3品の実習となります。長時間の話にもかかわらず、目をきらきらさせて聞いています。


ただ前日夜中の12時前後に寝た数人のお子さんはあくびの連発。

夜10時ぐらいから骨や髪などの成長ホルモンが分泌されますので、夜更かしをする子供は成長に影響が出るといわれます。

8時半から9時までには休ませてほしいと思います。

煮込みハンバーグなど味はもう最高の出来でしたよ。


きれいなお花と折り紙の羽つきハートや宝石(?)の首飾りのプレゼントに板倉は幸せいっぱいの2日間でした。


これから自然界は“陰”の季節に入ります。

体も冷えますので“陽”の芋類、ミカン、アジなどのカラダを温める食べ物をしっかり摂ります。

エネルギーも内に向かいますので、ゆっくりと身体を休め夜が長くなる分、1時間程睡眠は多く取るよう心がけましょう。