昨年はサーズ騒動で中国へ行けず仕舞い。やっと落ち着いてきたので、ベトナムあたりへの食探訪を計画していたところ、なんと今度は鶏インフルエンザの発生と続き、アジアの食べ歩きもままならずうつうつとしていました。

ようやく3月末、海外への脱出成功。娘の高校合格祝いも兼ねてハワイへ2人旅をしてきました。

欧米へ薬膳を広めたいとの夢実現に向け、手始めに日系の方が多いハワイへと言うわけです。

初めての漢字の国以外の外国(?)とあって、一日目はレストランでもちょっぴり緊張。たどたどしい英語でのオーダーでしたが、注文した料理が並んでホッ。やはり量はハンパでなく、多くて食べきれません。

オアフ島の郷土料理やハレクラニホテルのコース料理まで、精力的に食べましたがフムム・・・。

暑いからか、味は全般に濃い目です。南国のトロピカルフルーツも期待はずれで、珍しい果物もなくがっかり。

パイナップルも日本の完熟の方がおいしいのは、どうして!!と叫んでしまいました。

中国の広州や香港で食べたマンゴウやリュウガンの実のとろけるような甘さと比較してしまいました。

おすすめスポットはハナウマ湾。珊瑚礁とエメラルドグリーンの海はまさに絵葉書の世界でした。

小雨模様で肌寒く水着で泳げませんでしたが、波うち際まで魚がいるのが見え感動しました。

ジーンズが濡れるのもなんのその、童心に返って遊び、リフレッシュしました。

4月中旬は、熊本へ行ってきました。熊本といえば馬刺し。

霜降りトロの口でとろーっと、とろける味わいは最高。

たてがみ部分の真っ白い肉も本場ならではのおいしさ、焼酎もグイグイ進みました。 

クロワッサンの撮影が近いと言うのに困ったなあ!?                                 
6月10日号クロワッサンの私の写真がいつもよりふっくらしているのはこういう訳です。

小さい国日本ですが、地方の郷土料理はおいしい繊細な味わいです。これは伝えていってほしい、いや私たちが伝え続けなければなりません。

白黒をはっきり求める欧米の国民性と、フワっとはっきりしない微妙な国民性が、食生活にも表れているように感じます。 

微力ながら食の素晴らしさを伝える職で幸せです。

ハイ、天職と思っております。