9月1日から放送されるCS日本(日本テレビ系通信衛星)の
「楽々薬膳~keicoのミラクルクッキング」
の収録がいよいよ始まりました。
3回分の収録を終え、10日に黒部に帰ってまいりました。
最近は、中国のやせ薬が問題になっているため、東京でも薬膳のイメージダウンにならないかと、マスコミの方に尋ねられました。
みなさんご存知のように、やせ薬は漢方薬を標榜していましたが、実際に中に入っていた有害物質は自然界に存在しないN-ニトロソ-フェンフルラミン(食欲抑制成分)で、生薬ではなかったのですね。
この有害物質は、肝機能を悪化させることで知られており、漢方薬の副作用ではないのですが、誤解を受けてしまいました。
薬膳の食材はすべて自然界の食べ物です。
安心してお召し上がりください。
暑い毎日が続いていますが、夏バテしていませんか。
夏バテは暑さに対してうまく体温調節ができないことから起こります。
私たちの体は5度以上の温度差でコールドショックを起こし、自律神経のリズムが狂うと言われます。
これに睡眠不足やストレスが加わり、栄養バランスが崩れると疲れやすく、夏バテ状態となります。
元気に乗り切るには、除熱・消化・鎮静がキーワード。
1.のどが渇いたら冷たい水をがぶ飲みせず胃に負担をかけない温かい飲み物にします。
2.麺などの炭水化物は消化・吸収がよく避暑食としておすすめです。
3.健康食の王者うなぎ、強精作用のネバネバ成分ムチンを含む山芋・オクラ・納豆、疲労
回復にクエン酸を含む梅干し・酢・オレンジなど柑橘類を多めに食べましょう。
これらに高麗人参や冬虫夏草、クコの実、紅花などをトッピングして、夏を元気に乗りきってください。