全国よりたくさんの皆さまから心温まる地震のお見舞いをいただきました。誠にありがとうございます。富山の方も能登に近い所では土砂崩れなどが起きましたが、そんなに大きな被害はありませんでした。石川で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申しあげます。

 わが家は富山県でも新潟よりの黒部市ですから、揺れも県内で観測した震度5より若干弱い4。それでも富山では昭和5年以来の大きな地震で、築30年近いわが家も大きく揺れました。

そのとき、私と夫、娘の3人がいたのですが、家の壁面が波打って揺れるのが見えました。娘が「お母さん、台所、火がついてない!」と叫んでいます。ストーブは?健太郎(愛犬ヨーキー)は?

私はと言えば、台所で高級ブランディーと沖縄で買ってきた10年古酒を両手に持ち、お気に入りの器を押さえていました。いったん治まってから、娘がその様子を見て「おかしーい!」と笑うまいことか・・・。

高校まで静岡で育った私は、ある意味地震には慣れています。いったん治まってもう一度ど~んときたら危険。どこへ非難したらいいだろうかと考えていました。

ここで、富山の人たちの口癖をひとつ紹介しますね。「雪さえ降らなければ富山ほどいいところはないちゃ!」そう言ってお国自慢をします。3千メートル級の北アルプス立山連峰のおかげで台風被害もほとんどなく、有感地震もめったにありません。

悩みの雪も、実は豊富な水をもたらしてくれる恵みなのです。全国で渇水問題が起きていても、水で苦労した経験はありませんもの。

今までは「富山ほどいいところはない」と言われても他を知らないから、ふうん?でしたが、この頃ではそのよさがしみじみとわかってきました。



ですから今度の地震もほとんどの人が生まれて初めての経験。ゆめゆめ慢心することなかれ、との警告だったのかもしれません。



わが家の被害は、料理学院で棚に積んであったお盆が数枚落下して、1枚が全壊。石川ほどではありませんが、一日に1回ほど余震を感じます。早く治まってくれるのを祈るばかりです。



地震を伝える新聞

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地震を伝える新聞2
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地震を伝える新聞3
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