ビオスとはギリシャ語で生命の意味だそうですが、私は眺めのよい丘で景色を眺めるのかなぐらいにしか思っていなかったので、想像を超えた意外性に大満足!花の大好きな私はワクワクし通しでした。
ビオスの丘は、本島中ほどの山中にありました。園内に一歩入ると、まるで別世界で亜熱帯の森が広がっています。ランがテーマというだけあって、通路のあちこちにさまざまなランがさりげなく姿を見せています。デジタルカメラの出番も急上昇で、「は~い、こっち向いてぇ~」(夫)
お目当ては湖水鑑賞舟での大龍池(うふたちぐむい)のジャングルクルーズです。一周1㎞ほどの人口湖なのですが、とてもつくりものには見えません。野趣たっぷりのジャングル探検を味わいました。
操舵の腕と口が一番という船長の名調子に笑い転げながらの30分。チョウやトンボの種類も多いのですが、5月からの蛍の季節にはクルーズの予約がいっぱいとのこと。ぜひ蛍の乱舞を見にこようと思いました。
「美ら海水族館」の巨大水槽でのえさやりの場面が圧巻なので、ぜひ私に見せたいと夫が言います。食事時間の午後3時に合わせて、この日のスケジュールを組んでくれました。
巨大水槽には7メートルもあるジンベエザメが3匹水槽に添って泳ぎ回る様子に、水槽が壊れないかと思うほどのど迫力です。エイ類最大というマンタもひらひらと舞っています。小魚の群れの急旋回を追っていると、目の前をマグロやカツオが通り過ぎる。海の中ではこのように泳いでいるのかと、何時間見ていても飽きません。
3時が近づくと、水槽の周りは見物客で埋まりました。館内のお客さんがみんな集まってきたのではないかと思ったほどです。いよいよ水面にえさがまかれると、ジンベエザメが大きな体を立てて(立つのです!)水面のえさを水とともに一気に吸い込みました。ごお~っと音が聞こえそうです。なかなか見られないシーンに手をたたいて感動!
大きな魚たちが食べこぼしたエサは、小さい魚たちが一心に食べている様子に食の輪廻を思います。私たちは魚や牛や豚など当たり前のように食べていますが、これらの命をいただいて生かされているのだと改めて感謝の思いが湧きます。
大きな感動を残して、楽しみな宿泊地ザ・ブセナテラスに向かいました。
一生空中で暮らす「サルオガセモドキ」(我が家でぶら下がり中)
「美ら海水族館」にて




