きょうは、沖縄シリーズをお休みし、先週末17日(土)に行った講演のようすをご紹介します。
財団法人富山県女性財団から、「女性の心と体セミナー」での講演依頼がありました。演題は「食べじょうずは生きじょうず―元気食 薬膳のススメ」。講演時間は1時間半で薬膳の魅力と、主催者から冷えとストレスについて話してほしいとご希望がありましたので、東洋医学からの見方やそれに伴う薬膳療法・料理をプロジェクターを使って紹介しました。
1年間続けてきたセミナーの最終回で、県内一円から約60人の参加がありました。今回は講演後に薬膳ティータイムをとり、クコの実や松の実、リュウガンの実をトッピングしたクラシックチョコレートケーキとオリジナル血液さらさらダイエット茶で癒しのひとときを過ごしていただきました。
そこでお話しした内容のエッセンスを少々。
「これまでの医療は細菌やウイルスをやっつけることが主流でしたが、今は食事やライフスタイルで健康を維持し、老化を遅らせようというアンチエイジング医学が注目を浴びています。それはプラスの医学と呼ばれていますが、薬膳はまさにプラスの食事といえます。
「気・血・水」のバランスが整っているのが薬膳の健康のバロメーター。気・血の流れが滞る主な原因がストレスと冷え。体の自律神経のバランスが崩れて、免疫力を激減させるのです。現代のストレス社会から体を守り、免疫を高める食事法とは~。長寿幸福フレーズ 「ミ・ク・ニ・ハ・サ・イ・コ・ウ・カ」
これは聞いてのお楽しみ(笑)。
講演中、参加者の目の輝きが違いよく笑っていただきましたので、案の定、終了後に質問の嵐という状態でした。こんなに質問が集中したのも珍しいことです。ある受講者の方から「先生は現代のチャングム」とお褒めの言葉をいただいたときは、うれしいやら照れくさいやら。でも、そのように講演を熱心に聴いてくださったかと思うと、私も薬膳の輪をまた頑張ってお伝えせねばと、皆さまから元気をいただいて帰ってきました。
講演中 薬膳なぞなぞ
四川省荷花池市場で購入した薬膳食材を紹介
ティータイム 薬膳クラシックチョコレートケーキ


