全体的な感想としては、小気味良いテンポで話が進み、おしゃれで思わずクスッとする表現満載の、とても楽しめる作品でした。
いつも物事を深刻に考えてしまう私は、この手の作品を読むと社会の見方が、より楽観的になれるので、気分転換にはとても良いです。
伊坂作品で必ず出てくるちょっと空気読めないけど、憎めない人物として、今回は「織田一真」が登場しますが、彼は、大した取り柄もないのに、とても美人な奥さんを持ち、優しい友達に囲まれて、楽しそうにやりたいことをして生きています。
私はこのような生き方にとても憧れるのですが、これは、いろいろな人がそう思うのではないでしょうかね。
なぜそう思うのかは、深いところもまでわかっていないのですが。アイネクライネナハトムジーク/伊坂 幸太郎

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織田一真、彼女と別れてソロ活動している友達に対して出会いについて語る。以下、引用。
「ようするに、外見が良くて、性格もお前の好みで、年齢もそこそこ、しかもなぜか彼氏がいない女が、自分の目の前に現れてこねえかな、ってそういうことだろ?」
「そんな都合のいいことなんて、あるわけねーんだよ。しかも、その女がおまえのことを気に入って、できれば、趣味も似ていればいいな、なんてな、ありえねえよ。どんな確立だよ。ドラえもんが僕の机から出てこないかな、ってのと一緒だろうが」
