株式先物限月間スプレッド取引
=先物取引において、同一商品の異なる限月間の価格差を利用した取引。
一方の限月取引の売り建てと、他方の限月取引の買い建てを同時に行う取引。
「直近の限月取引」と「直近の限月以外の取引」の間で行われる。
株式先物の理論価格は、それぞれの限月において計算することができるが、
現在算出できる金利差が、将来「拡大する」または「縮小する」と予想する場合に取引を行う。
※株式先物取引に係る限月間スプレッド取引が成立すると、同時に2つの売買がそれぞれ成立したことになるので、証拠金や委託手数料も各々の限月の取引に課されることになる。
①対象取引(取引所)
TOPIX限月間スプレッド取引(東京証券取引所)
日経300限月間スプレッド取引(大阪証券取引所)
日経平均限月間スプレッド取引(大阪証券取引所)
②立会時間
TOPIX限月間スプレッド取引
9:00~11:00
12:30~15:10
(半休日は9:00~11:00)
日経300限月間スプレッド取引
9:00~11:00
12:30~15:15
(半休日は9:00~11:15)
日経平均限月間スプレッド取引
9:00~11:00
12:30~15:10
(半休日は9:00~11:00)
③限月間スプレッドの数
直近の限月取引とその他の4限月取引との間の4種類
④取引最終日
各限月の第二金曜日の前日(休日に当たる時は繰上げ)
⑤取引単位
直近の限月取引の1単位の売付け又は買付けと
その他の限月取引の1単位の買付け又は売付け
⑥呼値の単位
TOPIX限月間スプレッド取引:0.5ポイント
日経300限月間スプレッド取引:0.1ポイント
日経平均限月間スプレッド取引:10円
売呼値:直近の限月取引の買付け及びその他の限月取引の売付けに係る呼値
買呼値:直近のげんげつ取引の売付け及びその他の限月取引の買付けに係る呼値
⑦約定指数
限月間スプレッドが成立すると、取引の2つの限月について
以下の約定指数でそれぞれ売付け又は買付けが成立
・直近の限月取引
=スプレッド取引が成立した時の各株式先物取引の直前の約定指数
・その他の限月取引
=直近の限月取引の約定指数にスプレッド約定値段を加算した値段
⑧立会方法
システム取引
⑨売買方法
個別競争取引
⑩取引の一時中断
特定の限月取引が一時中断される場合には、当該限月取引に係るスプレッド取引も一時中断
⑪注文方法
指値注文のみ
※ 限月間スプレッド取引は、成行注文が認められていない