①国債先物取引のヘッジ取引
国債の現物を保有している時に、相場下落による損失を防ぐため先物を売ったり
将来現物を購入予定である時に、相場上昇による損失を防ぐため先物を買ったり
する取引
②スペキュレーションン取引
・順張り
=相場上昇中そのまま上昇する
と見込み買い、
相場下落中そのまま下落する
と見込み売る方法
・逆張り
=相場上昇中逆に下落する
と見込み売り
相場下落中逆に上昇する
と見込み買う方法
・ファンダメンタル分析
=景気動向、金融、財政政策、国際収支、物価動向の要素を分析し相場方向を判断
・テクニカル分析
=価格や出来高などの過去の相場データを様々な方法で分析し、相場方向を判断
③ベーシス取引
=先物価格と現物価格の価格差(ベーシス)に着目し、
一方を買付け、もう一方を売り付ける取引
・ロングベーシス(ベーシスの買い)
=現物の買い+先物の売り
・ショート・ベーシス(ベーシスの売り)
=現物の売り+先物の買い
④スプレッド取引
・カレンダースプレッド取引
=同一商品の先物の異なる2つの限月間の取引
期近物の価格-期先物の価格の差(スプレッド)が
拡大すると思われる時
スプレッドの買い=期近物の買い+期先物の売り
縮小すると思われる時
スプレッドの売り=期近物の売り+期先物の買い
という取引をすること。
・イントラマーケットスプレッド取引
=2つの類似する商品の先物間の取引
例)長期国債先物と中期国債先物の間の価格差が拡大又は縮小しそうな時に
どちらかの先物を売って、もう一方の先物を買うなど
⑤ポートフォリオの年限調整
・短期債の保有=長期債の保有+長期国債先物の売り待ち(ショート)
=相場の下落が予想される時、長期債を売却し、短期債に入替え
ポートフォリオの短縮化を図る。
・長期債の保有=短期債の保有+長期国債先物の買い待ち(ロング)
=長期債を保有したまま、長期国債先物を売却し
ポートフォリオの短縮化を図る。