株式累積投資
=投資者から小額の資金を預かり、その金銭を対価として
毎月一定日に特定の銘柄の株式を買付ける制度
証券会社⇔顧客:株式累積投資契約締結
株式累積投資約款を交付
ドルコスト平均法
=株式を定期的に継続して一定金額ずつ購入する方法
①株価が高いとき=購入株数が少ない
②株価が低いとき=購入株数が多い
※一定株数を定期的に購入する方法より1株当たりの取得価格が安くなる
※定期的な一定株数の買付けに比べて、長期的に有利な投資効果が期待できる
買付けに係る留意事項
①顧客はあらかじめ指定した一定額を定期的に払込
②毎月の1銘柄1回当たりの払込金の額は1万円以上100万円に満たない額
③買付けることのできる銘柄は証券会社が選定した銘柄のみ
④2銘柄以上を同時に買付ける場合、それぞれの銘柄ごとに払込金の額を指定
買付の方法=原則として寄付に成行注文で発注(当日始値で執行)
買付価格=証券会社が保有する当該銘柄と対当させる場合は原則として指値
証券取引所における始値で執行
買付株式の持分
①同じ銘柄の買付けをした顧客全員による共有となり、払込金の割合に応じて持分を有する
②売買単位に足りない分の差額を証券会社が払い込んだ場合、その分は金額の割合に応じて
証券会社の持分
③顧客の持分は原則として最小券面単位以下について小数点第7位以下を切り上げて確定
※買付けた株式等の名義は証券会社の株式累積投資口名義
顧客の名義ではない
顧客持分の売却
=証券会社が顧客の売却申込みを受けて、当該持分を買い取る
顧客の持分が単元株に達した場合
①達した分だけ単元株に分割
②分割された単元株は株式累積投資契約の適用を受けない
③分割された単元株は株式累積投資口座から一般の口座に移される
顧客への報告
①買付の場合=6ヶ月に1回以上、取引通知書を交付
②売却の場合=持分を買い取った都度、取引報告書(兼残高明細書)を交付
インサイダー取引規制の適用除外
会社関係者等がインサイダー情報を知る前に締結された株式累積投資契約は
インサイダー情報が公表される前に株式累積投資契約に基づく買付を行っても
違反にはならない。