入替売買
=同一の投資者がある銘柄を売るとともに別の銘柄を買うというように
同時に売り買いを約定すること
目的
①市況観に基づく入替え
=金利低下を予想する場合、短中期債から中長期債への入替えをする
(期間が長いほうが価格変動性が大きい)
②流動性UP
=価格変動リスクの小さい短期債に入替え
③直利UP
=より高いクーポンレートの債券に入替え
④最終利回りUP
=長期金利が短期金利より高い状態にある限り、できるだけ利回りの高い長期の銘柄に入替え
⑤利回り較差運用
=一時的に較差が拡大・縮小したときに入替え
※利回り較差=クーポンの肯定・期間の長短・上場か非上場かなどにより発生する
=金利水準に大幅な変更がなければ、中長期的には一定の幅・傾向ほ保持
⑥固定的ポートフォリオ運用
=機械的に入替えを行い、ポートフォリオの償還期限バランスを常に一定に保つ方法
・ラダー型=短期から長期までの債券を年度ごとに均一に保有(毎期同じ満期構成を維持)
・ダンベル型=流動性確保のための短期債、収益性追求のための長期債のみ保有
債券の利回り較差は、クーポンの高低、期間の長短、上場・非上場の違いなどによっても生じる。