そういえば、ももクロの楽曲の中にもダーウィンに関連する歌詞があったなぁと思い出しました。
教えて育ててカンタンって あんた教育ナメてない?
ダーウィンがそう言ってるよ だから世界は進化するってさ
因果関係その他大勢 飛べない鳥も進化なの
そんなの既成事実だろって ちがう ちがう ちがう ちがう
ダーウィンがそう言ってるよ だから世界は進化するってさ
因果関係その他大勢 飛べない鳥も進化なの
そんなの既成事実だろって ちがう ちがう ちがう ちがう
有安杏果のソロ曲、『教育』という曲です。
作詞/作曲は、「在日ファンク」というファンクバンドでボーカル兼リーダーを務めている、ハマケンこと浜野謙太さん。
この曲の作詞について、彼の大学の大学案内の中でこう述べられていました。
例えば先日、「ももいろクローバーZ」の有安さんに「教育」という曲を書きました。 そこには堂前先生の授業で教わった「生物学に退化という言葉ない」という考え方が盛り込まれています。物事に何かしらの変化が起きたとき、それを進化とするか退化とするかを決めいているのは、人間の価値観でしかありません。
昨今の教育も画一的な価値観で語られがちですが、生物学と同じように、何を成長とするかは人によって異なるはずです。こうした視点を社会に対して発信するために「教育」という曲をつくり、「飛べない鳥も進化なの」という歌詞をつけたのです。
ダーウィンの話の中では、
「飛べなくなった昆虫」が出てきます。これだけだと退化したかのように受け取れます。しかし、その昆虫の生息していたのは、風の強い島だったそうです。羽を持つ昆虫はことごとく飛ばされてしまったそうです。
何をもって”進化”とするか、何をもって”退化”とするか。
こうも言い換えられるのではないでしょうか?
何をもって”恵まれてる”とするか、何をもって”恵まれてない”とかするか。
人はよく「○○がない」とか「○○ができない」だから不幸だ、と単純に考えがちです。
でも、「○○がない」「○○ができない」からできることや手に入るものもあると思いませんか?
「うまくできない」からできるようになるまで努力して達成感を得られたり、「時間がない」から少ない時間を大切にできたり。
ハマケンさんが仰るように、昨今の教育は型にハマりすぎてる気がします。
“良い大学に入って大きな安定した会社に入る”
「それがみなさんの幸せですよ」と幸せや幸福まで押しつけられてる気がします。
本当はひとりひとりの中にしか”その人の幸福”はないのに。
有安杏果と在日ファンクの生セッションで『教育』が聴けるのは
【あたしの音楽】11月28日(土)20:10~ です!