国会の振り返り。

経済産業委員会のGX脱炭素電源法の質疑の様子です。

この日は

大規模な再エネ導入に対応した系統整備の状況や

風力発電について聞きました。


今後再エネを最大限進めていくためにも

送電網の増強は必要です。

一方で、電力広域的運営推進機関が発表した

広域連携系統のマスタープランによると、

2050年までの送電網の増強費用は

約6兆円から7兆円になる見通しとのこと。

これは本年度の防衛費にも匹敵するほどの額です。


こうした送電網の整備費用は

託送料金や再エネ賦課金などの一部として

回収されることになるわけですが

一体国民負担はどれくらい増えるのか、、、。


これに対して

『まだどう負担するのか計算も難しく

明確には言えない部分もあるが、、、

平均的な家庭で月当たり約100円程度の負担』などとお答えいただきました。

いずれにしてもまだ明確ではないことでもありますし、

『こんなはずではなかった』とならないよう

国民の皆さまの負担となることについては

引き続き丁寧な説明を政府には求め

注視していこうと思います。


もちろん地球温暖化防止のため

再エネの主力電源化に全力を尽くすべきですし、

あらゆる点でコストがかかることも

総合的な考えのもとやむを得ない面も当然あると思っています。


ただ、それが時間軸も現実的にも

見合ったものであるのかどうか、、、

電力の安定供給は守れるのか、、、

バランスを大事にしながら

細やかに、そしてスピーディーに進めていかなくてはなりません。


エネルギーという大きな課題で

自分事と捉えきれない方もいらっしゃるかもしれませんが、

実は私たちの暮らしに直結する大きな事柄です。

引き続き質していきたいと思います。

Chao ビックリマーク

その他詳しくは動画をご覧ください。