明日6月8日の環境委員会の質疑。

私の時間は(昨日ブログでお伝えしましたが)

14時10分からに変更になりました。

そして、ここからは

少し前、アースデイの4月22日に行われた

自然公園法の一部を改正する法律案の質疑について。

この日は、現場の声の代弁者として

自然保護官や山小屋について質問しました。


国立公園を管理している

自然保護官事務所では、

自然保護官やアクティブレンジャーと呼ばれる

自然保護官補佐などが業務に就いています。

ただ、その業務に就く人数が少ない上、

山岳環境や動植物に対する経験や知識など

かなり専門性の高い仕事なのに

3年程度で異動

または任期満了となってしまう現状があるとのこと。


私の経験上、

1つの仕事に就いて経験を積み、

ようやくこれからというのは

2~3年ほど経ってからという感覚があるのですが

どうなのでしょうね。

これでは長期的な取り組みや

管轄地域にある県や市町との連携など

しっかり腰を据えて任務に当たるのが

難しいのではないかと思いますが…。

環境省からは

人事院規則および通知に従って対応しているが

確かに、期間業務職員や非常勤である

自然保護官や生態系保全等専門員が

地域の専門家や自治体と連携して

しっかりと国立公園の管理することは

非常に重要だと共通する思いがあることを

お話いただきました。


さらに、

自然公園指導員制度において

自然公園指導員の設置要綱というものがありますが、

それを見ると

それぞれ期待される資質には

中々の高レベルが求められている…

が、報酬は無給、つまり無償ボランティア。

自然保護官補佐や生態系保全等専門員も

決して高くない報酬で頑張ってくださっている…


これだとなんだか私たちの世代が

学生の時にやっていたスキー場での

アルバイトのような気がしてしまいます。

つまり、好きでやっているんだから

報酬は少なくて良いでしょ、といったイメージあせる

何事もそうだと思いますが、

国立公園でも

現場で頑張るこうした方々の活躍は不可欠であり

待遇を改善させるべきではないかと

意見を述べさせてもらいました。


また、コロナの影響もあり

山小屋に頼っていた山岳地の国立公園の運営は

破綻寸前と厳しい状況になっている事ついて。

去年山小屋が閉鎖されていたところでは、

例年にはみられなかった

絶滅が危惧されている貴重な高山植物を食べる

鹿の足跡や

ライチョウを襲う恐れのある

猿のふんが多く見られたとのこと。

こうしたことからも

国立公園に人がいることは意味があり

山小屋の果たす役割は大きいと考え

山小屋の開設期間中は

自然保護官が担っている

国立公園の管理や運営の一翼を

山小屋に滞在する管理運営者や従事者に

嘱託することはできないか。

これまでは山小屋の普請など

善意に頼っていた管理を

全てとは言えないまでも

きちんと手当てをした上で

山小屋運営な携わる方々に手伝ってもらえないか

と質問。


それに対して、

今回の法改正で

山小屋も公園管理団体に指定される可能性があり

つまり、山小屋が今までボランティアで

行っていたことが、

指定管理団体となれば

優先的に予算を充当していくことになり

山小屋の負担が減っていくことも考えられるとの

お答えをいただきました。

詳細は以下をクリックして動画をご覧ください。
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