最近ブックオフで本を立ち読みすることにはまっている。今日も大学帰りにブックオフによって本を二冊立ち読みした。店員さん本当にすみません。

最初に読んだのは地政学についての本だった。単純に地政学とは何なのか気になったので読んでみた。内容としては、世界史の流れを地政学という考え方に当てはめて解説したものだった。高校の時は世界史選択でそこそこまじめに勉強していたので、世界史の流れについては見覚えのあるものだったが、地政学という学問は初めて知ることばかりで面白かった。特に印象に残っているのは、地政学的な国の力の分類としてシーパワーとランドパワーというものがあり、この二つを両方得ようとすると国が衰退し滅びるという考え方だ。日本やアメリカはシーパアーを持つ国で、中国やロシアはランドパワーを持つ国だ。イギリスはランドパワーを得ようとせずシーパワーを重視する国家戦略で国を繁栄させたことや、日本がシーパワーのみならず満州国といったランドパワーを得ようとした結果衰退したことなど筋が通った考え方だなと感心させられた。また、ほかにもアメリカが今世界の中心国であり、世界の警察と呼ばれるのは、発展した技術による兵器や強力な空軍の影響ではなく、チョークポイントと呼ばれる貿易船が海を渡るうえで重要なポイントを米国海軍が守ってくれているからであることも初めて知ったことであり驚いた。この本を読んで世界史の内容をもう一度思い出すことができたとともに地政学等新たな考え方を知ることができたので本当に読んでよかったと感じた。

 

 

 

 

 

 

他に本に書いてあったことを軽くメモ

イギリスやアメリカは世界トップの国を維持するために勢力均衡の考えを用いた。ロシアとの北方領土問題が解決しないのは、ロシアにとっては北方領土は近年新しく買い春された北極ルートを維持するためなど様々なロシア側のメリットがあり、それに対して日本には北方領土を得たところであまりメリットがないことが理由。イスラエルはユダヤ教徒、パレスチナはアラブ系の人。