2月に虚血性大腸炎で入院した時の記録です。
最初の見立てでは「憩室炎かなあ?」という話でした。
腸に圧が掛かるとぽこっとイボのような膨らみが出来て、その中に雑菌が入って炎症を起こしたりするみたいです。
便秘気味だったり、年配の方に多いそうです。
年配…
ともかく大腸カメラするにも炎症を抑えるのが先だから、24時間点滴して絶食ねと指示されました。
絶食…生まれてこのかたまる1日だって何も食べずに過ごしたことなんかありません…
でもわたし120kg
きっと誰も気の毒がってくれない。先生も看護師さんも夫も親も、まあちったあ痩せるっしょガーンバ☆ぐらいにしか思われてません。たぶん。
最初の頃は発熱も痛みもあり、入院の緊張もあってひたすら横になっていました。
お部屋は無料の4人部屋。
そこにいたのです。隣のベッドに。
認知症のおばあさんが。
やたらと呼吸に合わせて「うん…うん…うん…うん」と言う人だな。ずっとだと辛いなあと思っていました。
そのうちに喋り出した
「うん…うん…ああ…ここは何処…トイレ…トイレに行きたい…おーい…トイレに行きたいです。キムラです!おーい!おねえちゃん!!(看護師さんのこと)キムラトイレに行きたい!…ああ…ああ…うう…ここは何処…あんよが痛い…あんよが痛い…」
エンドレス
これがおばあちゃん起きてる時にずっと。声量もどんどん大きくなって、黙っているときは寝ています。
おむつもしていて、尿の管も付いているので大丈夫と看護師さんが言ってもキムラは聞きゃしません。
極めつけは真夜中に歌う。
「朝だあ〜さ〜だ〜〜よ〜〜〜〜
朝日がのぼ〜〜〜おる〜〜〜〜〜」
大音量
かんべんしてください。