オニュさん初の英語シングル「MAD」がリリースされた。ちょっと大人っぽいというか、今のオニュさんにキーも雰囲気も合ってる感じがして、すごくいいな、と思った。



そしてレコーディングビハインドが面白かった。
歌う場面の後に、オニュさんが自分の意見をはっきりと真剣に伝えている場面が流れて終わった。
すごく意図を感じる場面だった。ファンに伝える今のオニュさんの姿、考え。「すごくよく作られたポップ」を否定して、「ユニークで新しいトーン」を選択したい、と。それを伝えるオニュさんの表情から笑みが全然感じられないのがまた良かった。

オニュさんがそういう風に自分をプロデュースしていることも面白いし、それと同時にその過程をこんなにもはっきりとファンに見せていくやり方も同じくらい面白いと思った。

オニュさんはどこを目指そうとしてるのか、私はそれが知りたいのだけど、オニュさんは自分の可能性を広げながら、その目的地自体を選んでいるところなのかもしれない、と妄想している。

私がオニュさんの歌についてあーだこーだと話していたら、野球好きの友だちがある歌手の話をしてくれた。その人はもともとミュージカルをやっていたのだけど、ソロ歌手としてもデビューすることになり、役として歌わないことにすごく戸惑いがあったそうだ。ミュージカルをする位の実力があっても、個人として歌を表現しなければならなくなったら、どう歌っていいのか分からなくなった、と。自分の歌を確立するのって、すごく時間がかかるものなんだって、と。

私は、オニュさんが楽しく音楽活動をしながらも、自分の歌と真剣に向き合っている姿に胸が震えるのだ。オニュさん自身が「これだ」と思える歌が何なのか知りたくて、楽しみで。