【司令塔】メタ・スポーツマインド_014 | 広告会社wavecomの社長blog

【司令塔】メタ・スポーツマインド_014

ラグビーリーグワンは東芝ブレイブルーパスが、14年ぶりの頂点に立つという結果で

今年度のシーズンを終えました。

 

私が初めてラグビーを見た時の日本の司令塔と言えば、松尾雄治さんと平尾誠二さんでした。

そして、海外の五か国対抗(現在のシックスネーションズ)では、イングランドのアンドリューと

ウェールズのジョナサンデービスという2人の司令塔の対決は見ごたえがありました。

 

ラグビーにおける司令塔は冷静沈着で、ゲームをコントロールする存在。

スマートでシャープなイメージです。

 

グランドに立つ30人を操る様はまるで、オーケストラの指揮者を連想させます。

美しく音を奏でるために必要な存在なのです。

 

昨年行われたラグビーワールドカップ。

世界ランキング1位だったアイルランドのセクストン

大会前に負傷で出場できなかったフランスのヌタマック

そして、2連覇を果たした南アフリカの決勝では、

途中から招集されたポラードが、司令塔としての役割を

見事に果たしました。

 

司令塔に魅了されたWorld Cupでしたが、

国内のリーグワンもプレーオフに進出した4チームの

それぞれの司令塔に痺れました。

 

横浜キャノンイーグルスの田村優選手

サントリーサンゴリアスの高本幹也選手

 

そして、決勝で戦った2チームも対照的な司令塔の駆け引きが

展開されていました。

パナソニックワイルドナイツの松田力也選手

そして、東芝ブレイブルーパスでもあり、オールブラックスでもある

リッチモウンガ選手。

 

特に田村優選手のパフォーマンスは復活を感じさせましたし、

やっぱりリッチモウンガ選手のバランス感覚は心震えました。

 

司令塔という立場は、キャプテンでもなく、リーダーでもない。

ゲームリーダーという言い方が近いでしょうが、

司令塔は司令塔だと私は思うのです。

「コントロールタワー」その存在があるからラグビーは瞬間瞬間を愉しめるスポーツなのです。

3D構造で試合を見る力があり、過去や未来、そして、イメージにも発想は及びます。

 

司令塔という概念こそ、メタスポーツマインドの中心にあり、

感動のストーリーを産み、自分自身を変化・成長へと誘う存在なのだろうなと

感じました。