【ありようを学ぶ】メタ・スポーツマインド_013 | 選手が心を傾けるスポーツコーチ ヤディ(八所和己)

【ありようを学ぶ】メタ・スポーツマインド_013

スポーツコーチは、高いスキルを教えているようだ。

スポーツコーチは、自分の経験値から推測をしながら教えているようだ。

スポーツコーチは、メンタルは鍛えるものだと思っているようだ。

 

選手ファースト、ボトムアップ、メンタルコミュニケーションなど、

メンタルを学ぶための講座や本はたくさんある。

そして、トップアスリートに学ぶものが数多い。

 

こんな経験をしたトップアスリートがいます。

彼、彼女はこうしてメンタルブロックを外し、

こうしてメンタルをトレーニングし、

こうして強くなりました。

 

という内容である。

スポーツの勝負の世界において、スキルは重要。

そして、メンタルも同じくらい重要とされている。

 

しかし、ユーススポーツに目を向けると

あまりメンタルに触れていることは少ないようだ。

どちらかというと、スキル重視である。

 

上半身・下半身の使い方、投げ方・蹴り方・走り方。

ドリブル・パス・シュート・バッティング・守備・・・・。

スキルの話題は尽きない。

 

一方で、メンタルの話となると、出てくるのは

「コミュニケーション」「ポジティブ」「目標設定」・・・・。

そして、「チーム」「信頼関係」「チャレンジ」・・・

 

そんな建設的な言葉が並ぶ。

そこに選手に対する「モチベーション」や選手の「軸」を解いていく。

 

しかし、コーチは、やはり実践を全うしていきたい。

スキルを徹底的に教え込んで、次の試合に何としてでも勝つのだ。

甘えは許さない雰囲気。。。

 

ミスが続くと、コーチもイライラを繰り返す。

思うようにチームを導けない。

 

そんな状態に陥りやすい。

 

ユーティライゼーション。。コーチ側のステートがわかる。何が足りないのか?

コーチはスキルを教えるというものに代わって、

自分自身のありようについて、マインドセットをし、ステートを整えた上で

選手と相対する。

 

この流れで臨んでいるスポーツコーチは一体存在しているだろうか?

そんな遠い国の話のように身近ではないのだ。

 

でも!

スポーツコーチはありようが大切だし、仕草や表情、ジェスチャーといった

非言語でアクセスすることも可能になる。

「ありよう」について、自分自身で考えてみると面白いかもしれない。