メタ・スポーツマインド_005 | 選手が心を傾けるスポーツコーチ ヤディ(八所和己)

メタ・スポーツマインド_005


先日、ある小学校の6年生に、夢挑戦プロジェクトというタイトルで、話をさせていただく機会がありました。夢とか挑戦というコトバに対して、どんな印象を持っているのか?
そんなことを聞きたくて、「夢を持つことってどういうことだろう?」と投げかけました。
生徒たちはしばし考えている様子。さらに、
「これには答えはないから自由に思ったことを話してもらっていいですよ」そんなコトバを追加した。
そこで、1人の男の子が、
「答えないなら意味ないじゃん」
と発言しました。
私「どうして意味がないの?」
生徒「答えがないなら考えても仕方ない」
私「答えが知りたいんだね」
生徒 無言で頷く

現在の教育は常に正解を示していくという導きが
あって、どの問いに対しても答えがついてくるもの。いはゆる正解を知るという教育なんだなと。
思えば私たち世代ですら同じ教育を受けてきたなぁと思いました。

彼の意見はある意味正しく、その方が明確に想像しやすい世界だなと。そこに思い込みも偏見もない。
そんな体験をしました。

答えのない問いを問い続ける楽しさを小学生で知ることができたら、可能性はさらに広がるのかなぁ。
そんなことも感じた体験でした。