検査・発見・治療日記③ | 選手が心を傾けるスポーツコーチ ヤディ(八所和己)

検査・発見・治療日記③

腎臓に直径35mmの腫瘍が見つかり、ほぼ悪性。。。

 

 

いはゆる腎臓癌。

 

 

そう告知をされて手術方法を決めないといけなくなった。

 

 

開腹して部分切除か腹腔鏡で腎臓を一つ全摘出するか。。。

 

 

そんな突然癌と言われて、はい、手術方法決めて・・・と言われても

 

 

そんなの決まるわけない。

 

 

部分切除はリスクが高いと脅されて、でも腎臓丸ごと一つ取る必要もあるのか・・・

 

 

決まらないまま、人間ドック受けた病院へ相談に行った。

 

「先生、開腹で部分切除と腹腔鏡で全摘出。どちらがいいんでしょうか?」

 

「ちょうどG医大の先生が見えてて画像を見せたら判断は難しいって言ってました。

でもこれは部分切除は開腹でやるんですね」

 

「え?部分切除も腹腔鏡でできるんですか?」

 

「できますよ。でもきっと開腹してやるということはエコーを当てながら腫瘍の状態を確認しながらやるんでしょうね」

 

私は部分切除も腹腔鏡でできるんだということを知る。開腹は入院期間が最低でも2週間。さらに痛みもかなり伴う。

 

腹腔鏡だと入院期間も少ないし、痛みも少ない。断然そっちの方がいいに決まってる。と思っていた。

 

しかも腎臓は全部取ってしまうことにも抵抗感があった。。。

 

「ありがとうございます」

 

病室を出たらベテランの看護師さんが

 

「心配でしょう。。セカンドオピニオン取った方がいいわよ。今は先生達もそれを言っても嫌がらないから」

 

「そうですね、それは担当の先生に言えばいいんですか?」

 

「そうよ、セカンドオピニオン取らせてくださいって言えば大丈夫ですよ」

 

「ありがとうございます。では聞いてみます」

 

「お大事に」

 

新しい情報を得て、すぐに妻に連絡し、部分切除を腹腔鏡でやるという方向で自分の中では決まった。

 

 

 

 

 

4月18日(水)、癌が転移していないかを検査するために、脳から骨盤までのCTを撮った。

 

まずは脳のCT。続いて着替えてから造影剤を入れながらのCT。

 

前回はほとんど身体がカーっと熱くなる感じはなかったので今回も余裕だなって思っていたら

 

開始と同時に一気に身体がカー――っと熱くなった。

 

おーこれか?と思っていたら今度は若干気持ち悪くなった。それでもこれが普通だと思えば楽になり、

 

あっという間に終わった。

 

そのまま診察へ。前回はかなり待たされたが、この日はそんなに待たなくて済んだ。

 

 

転移。。。。

 

 

はなかった。一安心。

 

 

問題は手術方法だ。

 

 

「部分切除でも腹腔鏡でやれると聞いたんですけど」

 

 

と先生に切り込んだ。すると先生は

 

 

「うちの病院では、部分切除なら開腹しないと無理です。さらに部分切除は腫瘍を取り残す可能性

 

があるので、できれば腎臓を一つ取ってしまった方が完治に近い状態になりますよ」

 

 

切り込んだのに完全に真逆の方向に誘導されてしまった。

 

「そう言っても腎臓は残したいんです」

 

そう訴えてみた。

 

腹腔鏡で部分切除という方法はこの病院では成立しないし、取り残しのリスクが大きいことを繰り返し

 

 

言われた。全摘出のメリットは確実に癌が取り除ける。腎機能が多少低下するが、日常生活には何ら問題ないし、

 

部分切除は再発のリスクも高いと。さらにこんなことを。。。

 

「部分切除して、もし取り残しや再発が見つかった場合、その部分をまた開腹するのは嫌がるんですよね」

 

 

「え?誰が嫌がるんですか?」

 

「術者が嫌がります」

 

は?なんてことを。。医者とは嫌だろうが何だろうがそれが仕事だろ!!

 

先生に対する不信感が募らないわけがなかった。とはいえ、部分切除のリスクは理解できた。

 

先生は最初から全摘出を行うように腹を決めていたようにも思う。

 

 

これが医療の現場なのか?

 

 

納得いかない気持ちからしばらく先生に

 

「なぜ部分切除で腹腔鏡ができないんだ。」を繰り返し聞いた。

 

明確な答えが出てこないが、いはゆる執刀できるインフラと技術がないのかなとも思った。

 

私は

 

「先生。セカンドオピニオン取らせてください」

 

そう告げた。先生は、

 

「わかりました。と言って裏へ引っ込みました」

 

 

しばらくして戻ってくると、ネットでプリントアウトした紙を見せて

 

「ここに紹介状を書きますので行ってみてください。」

 

と言われました。

 

東京女子医科大学東医療センター泌尿器科の近藤先生。

 

 

まあきっと同じようなことを言われるとはわかっていながらも

 

 

セカンドオピニオンをやることにした。自分で電話をしてアポイントを取るそうだ。

 

 

先生からは5月9日までに決めてほしいと再度念を押された。

 

 

疲れがどっと出た。

 

 

手術方法が決まらない日々が続く。

 

(続く)