大昔
かなりフェイクを入れて話すけど
詐称癖がある人と出会った。
詐称癖って
嘘ばかりつく人のこと！。
今思うと
これこそ本物で
最初は全くわからなかった。
ただ
少しずつ設定がズレていく。
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彼氏に会うとウキウキして出かけて行く。
その姿はまさに本物で
心の底からウキウキしているのは伝わってくる。
でも
本当にちょっとずつ
最初に言ってた彼が住んでる場所が変わったりしていく。
（地元でないとわからない）
引っ越したわけでも
彼氏が変わったわけではなく
小さな設定が変わっていく。
ある日、共通の友人がこう言った。
「あの人の中では彼氏が本当にいるんだよ。
そして待ち合わせの場所にちゃんと行って
彼が来なかったら
きっと『そういえば今日は残業で遅くなるから会えないかもって言われてたんだった！』
と新しい設定が生まれるんだよ」
と言っていて
確かにそうかもなと私も思った。
しばらくして
臨床心理士さんとプライベートで知り合った。
そこで詐称癖のある人の話しを色々としたら
「たぶん、彼氏以外の話しも嘘だよ。
幼少期に死にかけたり
病弱で学校にいけなかったり
それも全部嘘だと思うよ」
とサラッと言われた。
ええええ！。
とガチで思った。
まじかよ？と。
確かに闇はそうとう深い人で
盗癖もあったりして近くにいる人たちは散々だった。
いやはや
人の心の闇って深くて恐ろしいと思ったものでした。
ただ詐称癖と盗癖はあるものの仕事はめちゃくちゃできる人だったので
そ他の社会生活はちゃんとできてました。
で
嘘は常備薬、真実は劇薬という副題なんだけど
周囲の人たちは彼女の詐称癖について
いっさい真実を突き詰めなかった。
サラリとかわしていた。
肯定も否定もせず。
今思うと
真実を突きつけた場合は逆効果で
さらに虚言を重ねていったと思う。
盗癖ももっとエスカレートしていたと思う。
だから
詐称癖については
害がない範囲に収まっていたのかもなと
今になって思います。
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