子どもの心理など | メインウェーブ日記

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【発達心理学からみた赤ちゃんの成長】
子どものこころの発達はさまざまな事柄が関係しあい、枝葉のように広がって進んでいくものです
たくさんの枝葉を支える太い幹と根っこが育つには、長い時間が必要です
子どもも親も試行錯誤して、失敗と修復を繰り返しながら、育っていきます
保護者や保育者向けに、就学前までの子どもの発達や対応の具体例をわかりやすく解説した『子どものこころの発達がよくわかる本』から一部を抜粋してお届けします


「泣き」であらゆることを伝えている
赤ちゃんにとって、泣くことは自分の状態や気持ちを周囲の人に訴える手段です
泣いてアピールすると周囲が反応し、応対してもらえます
これをくり返していくうちに、周囲にはたらきかけることで自分の欲求が満たされることを理解するようになるのです

生後まもない新生児が泣く場合は、その多くが生理的な不快を取り除いてほしいという訴えです

生後6ヵ月くらいになると成長にともない、快・不快からさまざまな感情がはっきり分かれてきて、泣く理由や泣き方のバリエーションも増えてきます

泣きやませられなくても、落ち込まなくて大丈夫
養育者はしだいに赤ちゃんの泣き方や泣き声でおおよその理由がわかるようになります
ただ、原因すべてがわかるわけではありません
泣きやませられなくても落ち込まなくて大丈夫です

■「泣き」のバリエーションは増えるもの

だんだん喜怒哀楽の感情が芽生えてきます
すると泣き方のバリエーションも増え、悲しみ、怒り、嫌悪、恐怖などの感情を訴えるために泣きます
また、表情も豊かになります

・不快感による泣き
新生児では快か不快、あるいは興奮による泣きしかないといわれている
不快感による泣きの原因としては、「おなかが空いた」「暑い」「寒い」「オムツがぬれてる」のようなものが多い

・怒りの泣き
月齢が進むと自分の感情を伝えるために泣くようになる
気に入らない、怒っていることなどを訴える

・要求がとおらないことの泣き
思いどおりにならない、やってほしいことをしてもらえないなど、自分の要求がかなえられないことを訴える

・不安感、後追いの泣き
養育者などの信頼している相手が近くにいない、離れてしまうというときに泣く
また、人見知りによる泣きもある

赤ちゃんがワーッと泣いてあせったときは
赤ちゃんの興奮状態に合わせて、同じくらいのボリュームから少しずつトーンダウンさせながら声をかける
「わあ! どうしたのかな? うん、そうだね~、そうだよね~」というように落ち着いて声をかけると、徐々に興奮がおさまってくる

「笑顔」も成長にともない変化する
赤ちゃんは生まれて間もないころから「笑顔」を見せます
ただし、この笑顔は大人の笑顔とは少し意味が異なります

新生児が見せる笑顔は、養育者や周囲からの刺激によるものではなく、空腹が満たされたり、おむつを替えてもらって快適になったりなど、生理的な欲求が満たされたときに見せるものです
これを「新生児微笑(生理的微笑)」といいます

成長していくうちに人の顔や動きを見てほほえみ返したり、人の声を聞いて笑ったりするなど、人とのやりとりのなかで活発に笑顔を見せるようになります

■笑顔の発達の流れ
心身の発達にともなって笑顔も発達します
最初は反射的な笑顔ですが、しだいに他者とのやりとりのなかで笑顔を見せるようになります

・新生児期 反射的なほほえみ
外からの刺激によるものではなく、心地よい、満足するといった生理的な反応によるほほえみ

・2~3か月ごろ 周囲の人にほほえむ
周囲の人に向けてほほえむ(「社会的微笑」と呼ばれる)
見知らぬ相手でも、笑いかけられるとほほえみ返すようになる

・4か月ごろ 心地いいと声にだして笑う
のどの発達によって声をだしたり大きく口を開けたりして笑えるようになる
だっこやリズミカルな刺激を受けると機嫌よく笑う

・6か月~1歳ごろ 慣れた人に対して笑うようになる
養育者や親しい身近な人にはほほえむ
知らない人、見慣れない人には顔をそむけたり、表情がこわばったりする
いわゆる「人見知り」のはじまり
人見知りは、養育者や身近な人と、それ以外の人との区別がつくようになることで起こる
「愛着」が形成されはじめたあかし

赤ちゃんには悲しい顔を見せないほうがいい?
赤ちゃんは表情や声の様子で、相手の感情を感じとっている
無理に感情を押し殺してほほえむと、赤ちゃんは相反する感情を受けとることになり混乱してしまう
自然体で接して大丈夫
こころが疲れているときは、誰かに話を聞いてもらったり、公的レスパイトケア(子育て支援サービス)などを利用して息抜きしよう

性格のたね「気質」は生まれつき

月齢が同じくらいの赤ちゃんでもそれぞれに特徴が見られるものです
どこでもすぐに眠れる子もいれば、いつも活発で元気いっぱいの子、怖がりで甘えん坊な子、行動がゆっくりでマイペースな子など個性豊かです
こうした性格の核になっているのがその子が生まれもった「気質」です

アメリカの精神科医のトマスとチェスは、活動水準、接近/回避など9つの側面を観察し、5段階で評価した結果に基づき、乳児の気質を大きく3つに分類しています

■気質(1)扱いにくい子ども

睡眠や排泄、空腹の時間が不規則、不機嫌になりやすい、変化を嫌がる、激しく泣いたりぐずったりするなど、育てづらさを感じやすい

■気質(2)扱いやすい子ども

睡眠や排泄、空腹の時間が規則的、機嫌よく過ごす時間が長い、環境の変化に柔軟に対応できるなど、育てやすさを感じやすい

■気質(3)慣れるのに時間がかかる子ども

環境が変わると対応するのに時間がかかったり、活動水準が低かったり、行動を開始するのに時間がかかったりする

※3つに当てはまらないタイプも約35%見られ、必ずしもきちんと分類できるわけではない

気質がそのまま性格にはならない

気質は乳幼児期のうちは大きく変わることはないといわれています
しかし、大人になってその気質がそのまま性格として現れることもほぼありません
気質はその子の核となりますが、性格は、周囲の人たちや環境とのかかわり方の影響を受けながら育つものだからです

■その子らしさを育むためには

気質はその子の核になるもの
子どもの性格は気質をベースにしていますが、周囲の人や環境とのかかわり方の影響を受けながらつくられます

・無理に変えようとしない

子どもの気質をありのまま認める
人見知りだからもっと積極的にさせよう!」というように、無理に気質を変えさせようとしない

・「〇〇な子」と決めつけない

同じ人見知りでも、年上の子には平気など、人それぞれ
成長段階で変化することもある
○○な子と決めつけて接するのではなく、その子のペースで成長していくことを見守ろう

・困っていたらサポートを

成長過程のなかで、本人が自分の気質が原因で困っていることがあったら、どうしたら過ごしやすくなるか、一緒に考えてサポートしよう

(この記事は、現代ビジネスの記事で作りました)

「泣き」「笑い」は赤ちゃんの表現手段だ

成長ともに、言葉を覚え、自分の「意志」「自我」も出てくる

私の考えでいうと・・・

性格は変わると思う

環境の変化、友達、先生はもちろん事件、事故などでも性格は変わると思う

事件、事故で性格の大きく変わった例も多く見てきていたし、控えめだった人が生徒会長に先生に指名され、その後、積極的になった例も・・・

ただ積極的になった人も別に出しゃばりになったわけではなく、場面によって控えるところは控えていましたが・・・

これは控える「気質」の良さもの残していたからか!?


 

 


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