宇宙空間は想像以上に「混雑」 新種の浮遊惑星に約3万個の新小惑星を発見 | メインウェーブ日記

メインウェーブ日記

気になるニュースやスポーツ、さらにお小遣いサイトやアフィリエイトなどのネットビジネスと大相撲、競馬、ビートルズなど中心

NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)や地上の最先端技術などの、ますます高感度化するツールを用いて宇宙を観測すればするほど、宇宙空間を漂う興味深い天体がより多く見つかるため、宇宙が無限の虚空にはますます見えなくなっている

最近のいくつかの研究結果を見ると、宇宙について考察する際には「見えないものは軽視される」といったことに関する古い諺をいかに念頭に置くべきかについて、改めて深く考えさせられた

米小惑星研究所はこのほど、最先端の数値計算技法を駆使して、信憑性の高い小惑星候補天体を新たに2万7500個発見したと発表した
また規模はまったく異なるが、JWSTが発見した新タイプの「はぐれ」惑星によって、天文学界は衝撃と当惑に包まれ続けている
はぐれ惑星は自由浮遊惑星とも呼ばれ、特定の恒星に束縛されずに恒星系間を漂っている

ケプラー宇宙望遠鏡は10年前、銀河が惑星で溢れていることを明らかにした
その中にはサイズや温度が地球とそれほど変わらないと思われる惑星が多数含まれている
10年前と同じく、現在はJWSTが、宇宙観のモザイクの欠落した部分をさらに多く埋めつつある

昨年、JWSTはオリオン大星雲の息をのむような最新画像を地球に送信してきた
この画像は非常に高解像度のため、周囲に溶け込んでいる多数のはぐれ惑星と見られる天体の存在が明らかになった

これらの天体が自由に浮遊するはぐれ惑星なのか、それとも実際は、非常に暗い「褐色矮星」と呼ばれる恒星なのかについては、まだ熟考の余地がある
この天体の一部から不可解な電波信号が発せられているらしいという事実により、さらに謎が深まっている

その一方で、JWSTはさらに、知られている中で最も地球の近くにあるはぐれ惑星「WISE 0855」を、より詳細に調査した
観測を実施した研究チームは、あるモデルに基づくと、暗く寒冷なWISE 0855の温度が生命存在可能な範囲内にある可能性があることを明らかにした
だが、天文学者のフィル・プレイトが指摘しているように、特筆すべきなのは、これほど暗い天体でも観測可能であることだ
JWSTの高感度の赤外線観測装置が、これを可能にしている

最新の計算機技術で過去データから小惑星約3万個を検出
プレイトは、自身のニュースレターに「今回の観測結果を見て、いろいろと思いを巡らせている。【略】(太陽系に最も近いとされる恒星系の)ケンタウルス座アルファ星系よりも近くの宇宙空間に、褐色矮星が存在しているかもしれないなどと、よく考えていた」と記している
「もしかするとそこには、単独のはぐれ惑星があるかもしれない。より小さくて低温で、より暗いので見落とされていたのだろう。その可能性があるのは間違いない」

JWSTは、宇宙の観測範囲が比較的狭いため、単独のはぐれ惑星を見つけられない可能性が高いが、将来の望遠鏡ならその作業をこなせるかもしれないとプレイトは指摘している

■辺り一帯の小惑星は第一歩にすぎない

また一方では、地球上でアルゴリズムを用いることにより、望遠鏡から新たな観測データを取り込む必要なしに、地球のより近くからまったく新しい発見がなされている
米非営利団体のB612財団傘下の小惑星研究所と、グーグルが提供するクラウドコンピューティングサービスGoogle Cloudの共同研究チームは、過去の小惑星候補検出データ数十億件を最新のコードとクラウド技術で処理し、これまで未発見だった小惑星帯の小惑星3万個近くを検出した
この中には、100個以上の地球近傍小惑星が含まれている

Google CloudのCTOオフィスのテクニカルディレクターを務めるマッシモ・マスカロは「わが社は常にコンピューター演算の難題に好んで取り組んでおり、小惑星研究所から提供された複雑な非構造化データには、大量の計算処理、大規模な追跡要件、斬新なAI機能が必須だった」と説明する

JWSTなどの最先端の望遠鏡とグーグルのようなコンピューター処理技術によって達成できることは、第一歩にすぎない
小惑星研究所は早ければ来年には、南米チリに新たに建設中のベラルービン天文台からの観測データとAIとGoogle Cloud
を組み合わせて利用したいと望んでいる

ベラルービン天文台の建設ディレクターを務めるジェリコ・イベジッチ博士は「ベラルービン天文台にとって、小惑星研究所の成果は心躍るだけにとどまらない。天文台の観測戦略を再最適化し、宇宙論的に重要な超新星爆発などの一部の科学プログラムへの恩恵を得る助けになる可能性があるもので、ルービン天文台をもう1カ所建造するのに匹敵する」と述べている

結論としては、地上のコンピューター技術と次世代望遠鏡の組み合わせにより、かつてないほど詳細な宇宙像を描き出せるようになると大いに期待される

(この記事は、Forbes JAPANの記事で作りました)

宇宙はまだまだ謎が多い

わからないことだらけだ

観測技術の進歩などで新たに新種の浮遊惑星と思われるものなどが見つかった

われわれの「技術の範囲内での謎」は解明されつつあるが(本当に解明されたのか「真実」はわからないが・・・)

しかし正体不明とされるダークマターやダークエネルギーが宇宙の大部分だ

マルチバースやインフレーション宇宙論、宇宙膨張論などで宇宙は想像を絶する広大さだといわれている

宇宙の謎のゴールが見えないのが現状だ

しかし、人類は宇宙や宇宙の謎に挑んでいる

 

 


広大過ぎる宇宙の謎についてわかりやすく解説
イラストや写真などを駆使し、数式も丁寧に説明