12日にレスリングのアジア選手権がカザフスタン・アスタナで行われた
女子53キロ級で19歳の世界女王、藤波朱理選手(あかり、日体大2年)が優勝で連勝記録を「119」に伸ばし“霊長類最強女子”に肩を並
2017年9月から公式戦116連勝で大会を迎え、準々決勝、準決勝と決勝で3勝
同じ階級でオリンピック(五輪)3連覇の吉田沙保里さんが2001~20008年に積み上げた公式戦の119連勝に並んだ
「無敗のまま金メダル」を狙う2024年パリ五輪へ勢いを増した
負けも分けもなく積み重ねた白星
同じ三重県の先輩で「憧れ。だけど雲の上の存在」吉田さんの記録に並ぶ快挙
注目される連勝だが「マットに上がれば過去のこと」と意に介さない
吉田さんの記録には2004年アテネ五輪などが含まれる一方、自身は国内の中高時代が多いと自覚
比較する気もないが、結果は実力を裏付ける
この日も準決勝で東京五輪銅メダルのモンゴル選手を10-0で一蹴し、無失点試合を29に伸ばした
国内序列も、東京金の志土地(旧姓向田)真優選手をリードする
次は、五輪4連覇の伊調馨選手が打ち立てた189連勝を期待されるだろう
その伊調選手と普段練習している19歳の新女王が見据えるは、来夏の夢舞台
9月の世界選手権(ベオグラード)出場権を獲得して3位以内に入ればパリ五輪代表に内定する
「無敗でパリまで行って金メダルを取りたい」と公言する目標へ、今の数字など通過点でしかない
(この記事は、日刊スポーツの記事で作りました)
2024年パリ五輪金メダルへ19歳の「無敗の女王」の挑戦は続く
「連勝記録は同じでも、まだまだ(吉田さんには)足元にも及んでいません」と「先」を見植える
霊長類最強女子といわれ、五輪3連覇、公式戦119連勝をした吉田沙保里選手の夢を実現するために続けていることを公開