1月29日に全豪オープン男子シングルス決勝が行われた
男子シングルス決勝で第4シードのノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)が10度目の大会制覇を実現した
4大大会初優勝狙った第3シードのステファノス・チチパス選手(ギリシャ)に6-3、7-6、7-6のストレート勝ち
4大大会の男子最多だったラファエル・ナダル選手(スペイン)に並ぶ通算22勝目となった
涙が止まらない
優勝が決まると、観客席に飛び込むと、仰向けになってしばらく動けない
観客席を出てもベンチに座ると、タオルに顔を伏せて嗚咽した。
「ここまで家族、仲間がついてきてくれた。感謝している。コート内外で無理や無茶を言っても支えてくれた。わたしのわがままを許してくれればと思う。このトロフィーは私だけの物ではない。チーム、家族、仲間、みんなで勝ち取ったもの」
大事な試合だった
この試合の勝者が、1月30日に更新する世界ランクで1位となる
まさに現在の世界一を争う戦いは熾烈(しれつ)を極めた
第1セットこそ、ジョコビッチが順当に取ったが、第2セットは接戦の展開
ゲームを取られると苛立ちを隠せず、大声でわめく場面もあった
それでもメンタルをうまくコントロールしならがら立て直し、第2セットも制す
第1セットに続き、70分に及ぶ長期戦のセットを奪うと勢いに乗った
第2セットもチチパスの強列なサーブに苦しみながらも、ベテランらしい巧みなプレーでポイントを重ね、タイブレークの末に競り勝った
第3セットも一進一退の手に汗握る攻防を繰り広げた
6-6からタイブレークに突入すると、鮮やかなリターンを決めるなど5ポイントを連取し、抜け出した
相手の粘りにもあったが、最後はチチパスのショットがアウト
7-5として勝利が決まると、会場は歓喜に包まれた
因縁の大会でもあった4連覇のかかった昨年は新型コロナウイルスのワクチン未接種を理由に、オーストラリアを国外退去処分となり、出場できなかった
さまざまな思いを乗り越えながら、今大会は歴代最多となる全豪27連勝をしながら、決勝の舞台に戻っていた
4大大会最多タイとなる22度目の優勝
全豪は10度目の制覇となった
大会前から左脚に不安を抱えながらの偉業
「(昨年の欠場は)過去のこと。いい思い出の方が多い」と大会前に話していたが、昨年の全豪の悪夢は完全に拭い去った
(この記事は、日刊スポーツの記事で作りました)
(byロイター)
ちなみにジョコビッチ選手とナダル選手の4大大会22回優勝の4大大会の内訳は・・・
ジョコビッチ選手
22(全豪10・全仏2・全英7・全米3)
ナダル選手
22(全豪2・全仏14・全英2・全米4)
ジョコビッチ選手はいわゆる小麦アレルギーで、そのため実力を発揮できないことがありました
ジョコビッチ選手を「復活」させた食事法を紹介