ソロモン・シェレシェフスキーは、完璧な記憶力の持ち主として知られる・・・
「ノートやメモを取らず一語一句正確に記憶することができ、またいつでもそれを思い出せる」という能力を持っていたそうだ・・・
「イメージ力」が強く、五感のとぎすまされた人物で、特に「視覚化能力」に優れていたようで、彼の記憶法は、場所にイメージを貼り付ける記憶術でいうローマン・ルーム法(場所法)に酷似しているが、彼はこの方法を独力で開発・会得した・・・
しかし、この「完璧な記憶力」が、「(忘れたくても)忘れられない」、膨大な記憶量で精神が混乱するなど「(完璧な記憶力の)能力」を持つゆえの苦しみや葛藤、弊害ともなったようだ・・・
(「能力」を持つ者の苦悩もあったようだ)