自然流・中原誠 | メインウェーブ日記

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中原誠は、将棋棋士で、「名人位」のよく似合う男だった・・・

 

当時の最年少の24歳で当時棋界の覇者で15期の名人位を保持していた大山康晴から名人位を奪取し、大山康晴の得意とした「盤外戦」もさらりとかわし、対大山戦の勝率もよかった・・・

 

名人になった後の中原は第一人者として数々のタイトルを獲得し、その後に次々とタイトルを失っても、名人位だけは守り、名人位失冠の際は、1つの持将棋、2つの千日手を含むいわゆる「十番勝負」の空前の熱戦の末に3勝4敗で加藤一二三に敗れ、9期で名人位を失冠し、その後、3期、3期と名人位に返り咲く

名人位は通算15期タイトルを保持し、これは大山康晴の18期に次ぎ歴代2位、タイトル通算64期は、羽生善治99期(現役)、大山康晴80期に次ぐ歴代3位・・・

(数字は27日現在)

 

棋風は、盤面全体の支配を重視した独特の大局観で「自然流」といわれる自然な指し回しで、引退前の数年間は「形勢楽観派」の代表的棋士といわれた・・・

 

多くの強豪のライバルが中原の自然な指し回しに、いつの間にか敗れることが多く、特に最大のライバルで対局数が最も多い米長邦雄とは名勝負が多く、米長に中原以上の才気を感じさせたが、勝負は中原がいつの間にか勝つことが多かった・・・

 

米長も素晴らしい棋士だったが、中原には「名人たらしめる器や格」「名人たらしめる雰囲気」などがあった・・・

 

中原は人格者として知られたが、林葉直子との不適切な関係などワイドジョーをにぎわすニュースも・・・