シーズン4割打者は、日本プロ野球では、誕生しておらず、大リーグでもわずかしかおりません(2018年終了時点)・・・
大リーグで今のところ(3018年終了時点)で「最後の(シーズン)4割打者」は、1941年に誕生しました。
レッドソックスのテッド・ウィリアムズです。
この年はシーズン最終戦前まで打率3割9分9厘6毛でわずかに四捨五入で4割打者でしたが、最終戦のダブルヘッダーも果敢に出場し、8打数6安打で打率4割0分6厘で文句なく4割以上を達成いています。
彼は、「4割打者」のほか、1942年と1942年に打撃三冠王にもなっています。
彼は上記の好成績などで、素晴らしい打撃成績(打率3割4分4厘、521本塁打、1839打点)を残しますが、ストイックで求道者的な性格でファンやマスコミとの関係は良好とはいえず、前述のように圧倒的実力がありながら華麗で人気がありマスコミとの関係も良好だったライバルだったジョー・ディマジオ(ヤンキースのスタープレーヤーで長嶋茂雄(ミスタープロ野球)が憧れたといわれる)とは対照的だったとされます。
ちなみに、彼はロジャーズ・ホーンスビー(4割打者3回、(打撃)三冠王2回を記録した「大リーグ史上最高の右打者」)を「大リーグ史上最高の選手」と評価しています。
彼は死後に遺体の冷凍保存を希望し、遺族で処置に意見が分かれ、頭部は冷凍保存、胴体から下は火葬となりました。
彼は引退後、打撃理論の著書を出していますが、野村克也(戦後初の日本プロ野球(打撃)三冠王)は、彼の著者で投手のクセなどを研究したといわれます。
テッド・ウィリアムズについては「テッド・ウィリアムズ」「テッド・ウィリアムズを知るおすすめ作品」をご覧ください。