今さらですが、ラグビーワールドカップ(W杯)で日本が南アフリカに歴史的金星を挙げた「凄さ」について検証します。
・W杯という「世界的国際大会」のいわゆる「マジな公式戦」の真剣勝負の舞台で勝った
これは、真剣勝負で本気で戦いにくる相手に死力を尽くして勝った
「モノホン」(本物)の真剣勝負で勝った
「国際親善試合」などとは違うスポーツの国同士の戦争といえる戦いに勝った
・南半球のラグビーの凄さ
ラグビーに詳しい人なら感覚的にわかると思いますが、南半球のラグビーは途方もなくレベルが高く、ラグビーの質が濃密であること
世界最高峰リーグのスーパーラグビーが南半球の3強(ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア)のチームが中心であること
個人的意見ですが、南半球のラグビーに最も肉薄しているのはフランスだと思います。
(「自由奔放」なフランスのいわゆるシャンパンラグビーはある程度の可能性を感じる)
あと南半球の「自由奔放」さをあまり感じませんが、「強さ」や「手堅さ」でイングランドもある程度肉薄していると思います。
(ただし、イングランドは南半球のラグビーとは「質」が違う気がします)
(W杯でイングランドは北半球で唯一優勝している)
(イングランドは北半球最強だとは思いますが・・・)
北半球で南半球のラグビー(特にニュージーランド=オールブラックス)に肉薄するのは,ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズ(かつてはブリテッシュ・ライオンズとも・・・)(イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランドの代表から編成された特別チーム)、マジな北半球選抜などの「特別編成チーム」かフランスだと思います。
さらにいえば、世界最強・ニュージーランド(=オールブラックス)に肉薄するのは、上記のチームとマジな世界選抜です。
・あのスプリングボクスに勝った
ラグビーのニュージーランド代表がオールブラックスと呼ばれるように、南アフリカ代表はスプリングボクスといわれ、人種隔離政策(アパルトヘイト)で、国際舞台から消える前は、世界のどのチーム(現在世界最強のオールブラックスにも・・・)にも勝ち越していました。
国際舞台から消えた南アフリカは、「影の世界最強チーム」ともいわれていました。
南アフリカのかつての「凄さ」からあのスプリングボクス(南アフリカ)に勝ったのは凄いことだと思います。
ラグビーW杯で日本が南アフリカに勝ったことをいろいろな奇跡的な出来事で例えていたようですが、本当に凄いことだと思います。