20日に、男子プロゴルフで通算113勝(ツアー通算94勝)、賞金王12回(5年連続を含む)を挙げている「ジャンボ」こと尾崎将司選手が、現役引退を考えていることがわかりました。
尾崎選手は、プロ野球出身で、プロ野球(西鉄)で培った「パワー」をゴルフ界に持ち込み、豪快な「パワーゴルフ」で、一時代を築き、一時的に低迷の時期もありましたが、ゴルフ界を牽引してきました。
「AON」(青木功・尾崎将司・中嶋常幸)といわれたゴルフ界の「ビッグ3」の一人であり、「AN」(青木功・中嶋常幸)がシニアツアーに参戦しても、「O」(尾崎将司)だけ、レギュラーツアーにこだわりました。
(敬称略)
しかし、近年は、持病の腰痛もあり、本人いわく「最近のゴルフは恥ずかしい」「身体の変化から思った通りに歩めない」「情けないし、淋しい」と発言しています。
昨年4月のつるやオープン第1ラウンドでは、日本ツアー史上初の自身の年齢より少ないスコアで回る「エージシュート」を達成し、健在ぶりを示しましたが、一方でつるやオープン以外では途中棄権や予選落ちなどを繰り返しました。
自分でも現役引退の時期が近づいてきた・・・と考えているようです。
このままでは終われない・・・尾崎選手は悲壮な覚悟で今季に臨むようです。