17日に、日本の野球殿堂の競技者表彰のプレーヤー表彰に、日米通算201勝の野茂英雄氏ら3人が選ばれました。
野茂氏は、日本選手の大リーグ移籍の先駆けであり、史上最年少となる45歳4ヶ月で選ばれました。
また、野球殿堂の候補者1年目での選出はスタルヒン氏、王貞治氏に続く史上3人目の快挙です。
このほかに、西武、ダイエー(現・ソフトバンク)で活躍した秋山幸二氏、日米通算381セーブの「大魔神」佐々木主浩氏です。
野茂氏は、日本で、1990年にドラフト1位で近鉄入団、1年目から4年連続最多勝、4年連続奪三振王、1年目に最優秀防御率、1年目でパ・リーグMVP、沢村賞、最高勝率、パ・リーグ新人王を獲得・・・
日本では、5年間で78勝46敗1セーブ・防御率3.15.
アメリカで、1995年からドジャースなどで、2回の奪三振王、2回のノーヒットノーランを達成・・・
ナ・リーグ新人王にもなっています。
アメリカでは、12年間で123勝109敗0セーブ・防御率4.24。
日米通算では、17年間で201勝155敗1セーブ・防御率3.86。
野茂氏は、日本選手の大リーグへの門戸のパイオニアですね。
秋山幸二氏は、1981年に西武に入団、1994年にダイエーへ移籍・・・
西武時代に、本塁打王1回、打点王1回。
通算22年間で2189試合で7997打数2157安打・437本塁打・1312打点・打率2割7分0厘。
佐々木主浩氏は、日本で、1990年に大洋に入団、1993年に名称が変わり横浜へ・・・
最優秀救援投手5回。
後述の大リーグ経験から2004年から横浜へ・・・
日本が選手として最終的になります。
日本では、12年間で43勝38敗252セーブ・防御率2.41。
アメリカで、20000年からマリナーズへ・・・
アメリカでは、4年間で7勝16敗129セーブ・防御率3.14。
日米通算では、16年間で50勝54敗381セーブ・防御率2.60。
野球殿堂(日本)とは・・・
日本の野球界に貢献した人たちの功績をたたえ、表彰。
野球殿堂は、「名誉」「年功を積み選出される」色彩が強く、以前は、候補者1年目で選出されることは少なく、何回か候補者となり「経験」を積み選ばれることが多かったが、「ミスタープロ野球」長嶋茂雄氏の候補者1年目で僅差の落選で、「(抜群の功績のある)長島氏が選ばれない野球殿堂はおかしいのではないか」と議論となり、翌年に長島氏は選出・・・
長島氏選出以後、抜群の功績があれば比較的早い時期での選出もあるようになったといわれます。
なお、競技者表彰のエキスパート表彰は該当者なし
特別表彰は、大学野球(早大)などで活躍した故・相田暢一氏が選出されました。