8日に、「この世の花」「東京だョおっ母さん」「人生いろいろ」などのヒット曲で知られる歌手の島倉千代子さん(本名同じ)が死去しました。
75歳でした。
島倉さんは、1938年3月20日生まれ、東京都出身、7歳の時に転んで左手首を47針縫う大ケガをします。
高校在学中に、あこがれの美空ひばりさんの所属していたコロンビアの歌謡コンクールで優勝します。
1955年にデビュー曲「この世の花」で歌手デビュー。
いきなり200万枚の大ヒットをします。
1957年に「東京だョおっ母さん」が150万枚のヒット、1958年に「からたち日記」が130万枚のヒットをします。
1957年から1986年までNHK紅白歌合戦に連続30回出場をします。
(通算では、紅白出場35回)
1987年に「人生いろいろ」で130枚のヒット、1988年に前述の「人生いろいろ」がレコード大賞最優秀歌唱賞に・・・・。
100万枚以上のミリオンヒットは他にもあります。
華やかな歌手生活でしたが、私生活では苦労や不幸が多かったようです。
1963年にプロ野球・阪神の藤本勝巳さんと結婚しますが、5年後に離婚、藤本さんとの間に3人の子供を宿しますが、苦悩の末、産みませんでした。
1970年代に知人らの借金の連帯保証人となり、多額の借金を背負います。
1993年には乳がんの切除手術を受けます・・・。
1999年に紫綬褒章を受章します。
先月に、「からたちの小経(こみち)」をレコーディング、結果的にこの曲が「遺作」となりました。
3年前から病気で入退院を繰り返していたようですが、今月6日に再入院し、8日の朝に容体が急変したようです。
明るいキャラクターであり、私は演歌にはなじみがありませんでしたが、「人生いろいろ」は演歌っぽくない軽やかさ、ポップさ、明るさがありましたね。
昭和を彩る歌手の一人だったと思います。