3回目(2023.11.30~12.3)から3箇月以上経過したので、ステントが主膵管と癒着しないよう定期的な交換。
前回交換の際には、現在入れているステントは径がもう最大クラスなので、主膵管をさらに太くするためには次からはステントを2本入れることにしましょうという計画だったが、3/11の事前調整では、2本のうちどれかがずれて奥に入り取り出せなくなったらまずいので、今と同じの径のステントで交換しましょうという方針になった。


●4/11(木)
午前中は会社勤務、昼食をコションで食べて、琉銀で納税。モノレールで13時半過ぎには病院に到着。
いつもの4階東病棟。身長・体重計測の後に4人部屋の057号室を案内された。

今回は手動の(昇降)ベットでちょっとハズレ感。。
「あぁ電動じゃないか」と呟くと、案内の看護婦さんが「ん?何じゃないって?」と訊いてくれたので、そう答えると確認してくれて、「明日の朝退院する人のベットが電動であれば交換するよう伝えておきますねー」と。

そしてもう一つハズレ感だったのが、今回の入院に備えて買っていたパジャマ。
トップバリュ(TOPVALU) 日本製 綿100%サテンシャツパジャマ(前開き) メンズ ネイビー」4,378円

イオンで見て綿100%のいい手触りだったんだけど、胸ポケット1箇所しかないことに初めて気づいた。
院内でコンビニや散歩に行くには、財布・スマホ・袋等を突っ込めるサイドポケットが必要なのにー。
あぁ、自分にガッカリ。
まぁ、お菓子の買い食い防止になるでしょう(←いや、食い気が勝つw)

しばらくすると、担当の看護婦(上地加奈子)さんが来て血圧測定・酸素飽和度測定・採血。

1日目の今日だし、4箇月ぶりに来た感で4階を周ってみたところ、何と病院食の献立表が貼り出されていない。。

なので、上地さんに訊いてみたが、那覇市立病院で働き始めて間もないので貼り出されていることも知らなかったそうな。他の人に聞いておくとのこと。

あと、061号室には沖縄喜劇の女王、仲田幸子さんが入っておられる。

18時に夕食(病院食1食目)。

案の定w、備蓄食(スナック菓子)を買いに地下1階ファミマへ。
・カルビー「ピザポテト 明太マヨ風味」
・カルビー「まるでカリカリ豚バラのようなポテトチップス サムギョプサル風味」
を買ってみた。

19時ちょい過ぎ、やっと担当医の宮里先生が来て、明日の手術は15時過ぎ頃とのこと。
術後は麻酔で6時間くらい眠ってしまうので、逆に15時まで時間が使えちゃうのか。というか、その時間まで空腹に耐えなければならないのかー;

 

今日の株価動向をみると、決算発表後の吉野家HD、イオンが大幅に値下げていたので、明日狙ってみる。

 

夜はTVerで、「月曜から夜ふかし」2時間SP、見逃していた「酒のツマミになる話」を見た。

その傍ら、梅雨時期に備えてAmazonで雨合羽(かっぱ)を品定めした。中国企業と思われる聞いたことのない販売元で、評価も3点台で微妙。候補が見つからず終了。
 

 

 

●4/12(金) 手術そして合併症発症

6時半過ぎに看護婦さんが来て、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)・EPS(内視鏡的膵管ステント留置術)の予定が13時過ぎとのこと。
そこで、術後には点滴も始まって動きづらいので術前に入浴しておきたい旨を話すと、入浴時間(9時~)になる前の今のうちに入ってくださいと言われたので、ゆっくり入浴。

しかし、9時過ぎに回診が来て、手術は15時~16時頃と告げられた。

8時半頃にまた看護師さんが来て、絶食状態なので10時から点滴開始します、また管を付けるのでお手洗いは予め行かれてくださいと。
点滴があれば空腹感が無くなるので幸いだ。

10時、病衣に着替え点滴2種類開始。

13時、抗精神病剤のクエチアピン25mgを1錠服用。少し頭がとろとろしてくる。

15時過ぎに手術のお迎えが来た。
咽頭麻酔をするので術中の記憶はない。
記憶がなくなって・・・

・・・しかし、17時半過ぎに、臍から左腹一帯のあまりの激痛で病室で目覚める。
これまでの手術では目覚めたら真夜中、というパターンだったが、そうではない。
緊急でCT検査の結果、何と、ERCPの合併症“急性膵炎”“腹膜炎”が発症したのである。
2~7%、ERCPを回数重ねた人の方が発症しやすいらしい。


■ERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影)の合併症の説明ページ
朋愛病院
三愛メディカルセンター消化器病・内視鏡センター
 

宮里先生によると、退院までには来週いっぱいかかります、とのこと。
絶食1週間、心が痛い。。

輸液ポンプ3台で電源コードがあるので、尿瓶と排尿量計測。点滴しているので大便は一切出ず。

 

 

 

●4/13(土)

体温が微熱の域になり、血圧は若干下がり気味になった。
1年前の膵炎入院と同じ兆候だ。

酸素飽和度が90%程度に下がってきたので、送信機を付けさせれ経鼻酸素カニューレも導入。

とにかくお腹が張って痛いので、ずーーーーっと横になって過ごす。

 

 

 

●4/14(日)

体温が中程度~高熱の域に上昇し、さらに血圧は下がってきた。

担当看護師さんには、入院延長に対応のため常用薬を1週間分処方してもらえるよう依頼。

8時半前には宮里先生が来て、熱が高いのでと念のためにスワブで感染症検査。
9時半前には、結果は陰性でしたとの連絡がきた。

15時半前、依頼していた電動ベッドに交換してもらえた~♪ 快適!である。

21時を過ぎた頃から、尿意が頻繁に起こるようになってきて、お腹はまだまだ張っているが、術後に比べる痛みは少し弱くなった。

水曜日くらいには退院できるといいんだけどなぁー。

 

 

 

●4/15(月)

8時過ぎに宮里先生が来て、血液検査は明日にして今日は胸部レントゲンを撮りましょうと。
早く血中アミラーゼを確認して、食事再開の方向でしょ!と心の中で強く思った。

腹部の張りはまだ治まっていないが、痛みはピークを越えたようだ。
たぶん、膵臓とその周辺臓器がまだ腫れていて、圧迫感があるので肺呼吸が浅くなっているのだろう。

11時過ぎに移動式レントゲン撮影機がベッドまで来て撮影。
その結果を確認して15時頃に再び来た宮里先生によると、まだ肺が押し上げられている状態なのだと。

それ以外は会社の仕事連絡をちょっとだけしながら過ごした(休暇取得中なので)。

そして夕方、価格コムで久しぶりに発電機を調べてみたところ、値段が高くて候補から除外していた「ヤマハ発電機「EF1800iS」」が下位機種1600iSよりたった3,000円高い値段で売っているのを見つけた。
銀行振込での支払なら沖縄までの送料無料。墓掃除でチェンソーが使えるようになる。“ブーストモード”があって高圧洗浄機も使える高出力。GWにはキャンプにも使える。というメリットが脳内に満ちてきたので、在庫数4ということもあったため購入に踏み切った!
EF1800iS 1.8kVA 防音型 インバータ発電機
EF1800iSにはどのような特長がありますか?

EF1800iS(株式会社マックスの販売ページ)

 

さて、入院中の話に戻すと、輸液ポンプを使って点滴を受けると、身体の動きが制限されるのでイライラしてくる。
点滴でガンガン水分補給されて、尿瓶はすぐにいっぱいになるし、そうなったら捨てに行かなきゃならないし。

今回はステント交換4回目で、1・2・3回ともに何事もなく手術を終えて3泊4日で退院してきたから、合併症(膵炎発症)で長期間になるなんて思いもしないから、着替えは最低限の準備だけ。

入浴制限されているので、厚手のレーヨン製使い捨てウエットタオルで拭いているが、肌は衛生的だが汗を吸った肌着が臭い。
もう、明日は何とかお願いして5日ぶりに入浴させてもらおう。

 

 

 

●4/16(火)

朝7時過ぎには若い看護師さんが採血に来た。左右の腕は点滴針が既に2本刺さっており、検査用の血液は点滴成分の影響のない離れた部位から採るのが望ましい、となると残りは足背(足の甲)。金曜日依頼入浴していないので、足に近づかれるの嫌だった。
、血管を上手く見つけられず失敗。
代わりに採るよと声掛けした先輩看護婦さん(私よりは全然若い、名札見えず)は、採る気満々の刺しっぷりだったので痛かった。(さらに続く)

9時半頃の回診で宮里先生からは、鎮痛剤を止めても痛みがぶり返すことがなければ、昼食からは栄養補給飲料に変えましょうとのことだった。
嬉しいなと思った半面、(慢性膵炎入院時は)その回も結構多く、食事に戻ったのはさらに後だったことを思い出し、のんびりしてたら来週まで入院が喰い込みそうだと警戒感を覚えた。
前倒しで、積極的に回復をアピールしていくことに決める。

12時、昼食からは栄養補給飲料が1パック。125mlは2口で飲み干せる量だと思う。満腹感への寄与度ゼロ(←お腹が張っていて既に膨満感あるけどw)。


そして、“絶食は解禁になった”ことを拡大解釈して、おやつを買うことに。
地下1階ファミマで、「ソフトなチーズクリームパン3個入り」と「カロリーメイトブロック バニラ味 2本入」。

お腹が張って、ボクサーパンツでは窮屈なのでトランクスも購入した。元気が出そうな赤で伝統的な青海波柄。



要介護でない自力入浴できる患者の入浴時間帯は14時~18時なので、早速白板の14時~14時半枠を予約記入。
看護婦さんからは、入浴時に一時的に点滴を止めるついでに痛み止め剤(フェンタニル)は中止してみませんか?と提案されたので、痛みが増加して我慢できなくなったら再開するという前提で、受け入れてみた。

「フェンタニル」は麻薬性鎮痛薬で、最大モルヒネの100倍、またはヘロインの50倍の強さがあるという。
フェンタニルとの闘いを前進させる」(CAS:アメリカ化学会公式ページより)

久しぶりの入浴は快適だった。
爽やかな気持ちの中で、会社のメール・連絡事項をチェックし、必要な相手先へ電話など。

夕方頃、ベテラン目の看護婦さんが点滴針の付替えに来た。感染症予防に3~4日毎に取替える必要があるのだという。
既に左腕は、橈骨(とうこつ)の真ん中あたりと、肘の内側の2箇所が埋まっているが、前者を別場所に移すと。
んで、手の甲で試してみたが2回とも失敗。「不思議だなー、血管に当たるけど差込むとそれてしまう。」と。
手首外側に変更して、3度目の正直でやっと成功。

夕食は同じく栄養補給飲料1パック。

痛み止めを止めたせいか、この日の夜は炎症がぶり返してきたような辛さだった。
昼食後のおやつが影響したのかと心配にもなってきた。

寝汗をかいて冷えて寒くなって肌着を着替えるを3回。看護婦の高田さんにお世話になった。
あまり深く寝付けなかったが、何とか乗り切った。

この深夜で尿量記録も終了になった。

 

 

 

●4/17(水)

7時半過ぎ、宮里先生が来て、明日CT検査をすることの知らせがあった。
また、食事で出ている栄養補給飲料について飲んでお腹の痛みが強くなっていないのなら2本に増やしましょう。そして、明日CTの結果に問題がなければ19(金)から食事に移行しましょうという話が出された。

朝食、栄養補給飲料1本摂取。

昨夜は寝汗かきまくったので、今晩にも備えて洗濯をしてみることにした。
テレビカード(1,000円)購入。コンビニで小分け洗剤購入。
料金は洗濯機30分200円、乾燥機30分100円。電気代的には逆なんじゃないかと思った。あと、電気式の乾燥機は時間がかかるイメージを持っていたけど、30分でこんなに乾くとは進化しているなーと(20年前に比べて)思った。

10時過ぎ、突然「5階西病棟へ移動です。あっちの空き次第なので待ちです。」ということで待ち。

昼食、栄養補給飲料が2本に。

14時前、看護師(屋比久貴仁)さんの付き添いで5階西病棟へ移動。
何とここの廊下には献立表が掲示されていた。


 

移動先は518号室で右奥、今回初めての窓側だ。末吉公園一帯の丘陵~ジスタス浦添方向が見える。


5階西病棟は昨年1月に慢性膵炎になった時に入って以来なので懐かしい。
ここのシャワー室は9時~18時で選べる時間枠が広い(男性/女性/要介助の3室)。

夕食は、栄養補給飲料2本。

明日のCT検査に向けて、夜は寝ることにしようと努めたが、寝汗で夜中に2回も着替えた。

 

 

 

●4/18(木)

朝食に栄養補給飲料2本。

8時過ぎ、宮里先生が来てCT検査は14時ぐらいになる予定とのこと。

なるべく腫れを治めるように安静にして待つことにしていると、11時半、予定より繰り上がってCT検査の呼び出しが来て実施。

昼食は栄養補給飲料2本。

15時、宮里先生がCT検査の画像を持って説明に来た。
本来の膵臓の形状よりも前方に肥大しており、周囲の内臓脂肪を溶かしているが、元に戻ると膨脹していた分の空隙ができるのでそこに新たに雑菌が入ってきて炎症を起こす可能性がある。そのため、来月にもう一度CT検査を行う(5/21予定)とのこと。
食事開始については現時点では保留とし、明日朝の採血検査結果で判断することとなった。

15時半過ぎ、517号室へ移動になった。
窓から見える風景は518号室よりも広い。518号室はトイレまで自力移動できない方が多かったので臭いがきつかった。

夕食も栄養補給飲料2本。

翌朝は採血がある。一般病院食への移行はその結果次第だ。
検査に向けて、夜はあまり夜ふかしせずひたすら寝るのに注力しよう。

 

 

 

●4/19(金) 退院日確定~

6時、採血。

8時過ぎ、朝食が運ばれてきたが、許可されたと聞いていないことを告げると、宮里先生確認待ちへ。
9時半前にようやく血液検査の結果が出て、通常食の許可が出た。
4/11夕食以来なので何と8日14時間ぶり。修行か?

今夜も寝汗をかくかも知れないので洗濯・乾燥。

12時、昼食。

しばらくして、点滴を交換に来た看護婦(花城知世)さんが、「日曜日に退院予定なんですねー」と教えてくれた。
あと「先生ですか?先生っぽい印象を受けますけど」と言われた(何故かはわからないが、実は初対面の人にそう言われることがよくある)。

退院予定が確実と判って、嬉しくなり地下1階ファミマで、「マヨネーズ&チーズ」とロッテ「CRUNKY悪魔のクランキー」を買ってみた。後者はブラックサンダーを真似た、と言われてもい返せないだろう。(1個買ったら、レシートの引換券で来週クランキーが1個もらえるので購入)

16時過ぎ、宮里先生が来て退院予定の話を告げられた。次回5/21のCT検査の予定について説明があった。
こちらからは今回の合併症について聞いてみた。

Q1:今回は合併症で膵炎を発症しましたたが、内視鏡術中には気になる点はありましたか? 例えばステントが主膵管に癒着していて引き抜きにくかったとか。
A1:それは全くなかったです。これまでの3回と手応えは同じだったので、合併症しかも中程度の膵炎が起きたことは手術に当たったチーム皆が驚いています。そのため、主膵管をなるべく刺激しないようにするという意味で、次回の留置を最終回にすることも検討しています。

 

Q2:人間ドックはこれまでお試しであちこち受けてきましたが、オプションで膵臓検査などをやっている病院は見当たりません。しかし、慢性膵炎が私の持病になっているので、ここ那覇市立病院で人間ドックを受ければ宮里先生にも私の人間ドックの結果は共有されますか?

A2:ドックの結果は各診療科で共有され、アクセスすれば観ることができるので参考情報になります。

18時過ぎ、夕食。

TVerで、「酒のツマミになる話」「ネタパレ」ほかを視ながら寝ることとした。

 

 

 

●4/20(土)

朝、目覚めてみると点滴液が外されていた。
連続点滴は終了し、間隔を置いての点滴に移行したからだという。

点滴ポンプ(機械式)のものは電源コードがコンセントに繋がっているし、トイレその他に行く度にバッテリー駆動に切り替えなければならなかったので、それからの開放感はとても大きい。

今朝からは起き上がるのが楽になっている。昨晩までは起き上がる際には腹筋に力を入れ左腹部を圧迫するため痛みを伴なっていたが、それが気にならなくなった。回復順調。

8時、朝食。昨日は全粥だったが今朝から白飯になった。

12時、昼食。

13時過ぎ~メロペネム(抗生物質製剤)点滴。

18時、夕食。

「池上彰のニュースそうだったのか‼ 誰かに話したくなる「ニューストリビアSP」」を視た後、ネットサーフィンやら、アパート家賃値上げの検討とか。

22時頃~ラストの点滴。メロペネム(抗生物質製剤)点滴。

24時を回って就寝。

 

 

 

●4/21(日)
7時起床。入浴。

8時過ぎ、最後の朝食。
食後に下膳しに行くと廊下には献立表が貼り出されていた。


9時過ぎ、退院。

今回は合併症というアクシデントが勃発して、4/11~4/21の10泊11日の予定延長入院となった。幸い、年度末の忙しい時期じゃなくてよかった。
宮里先生をはじめ、4階東病棟・5階西病棟で担当してもらった皆様、ありがとうございました。
次回は5/21(火)のCT検査。

今後についてはステントの交換か抜去か未定だが、とりあえず、今年の夏は健康を意識して継続的運動をしようと思った。