日蓮聖人が立教開宗した聖日に西日暮里にある修性院さんを訪ねて求道同願会に入会して、やっとこさで唱題行の会に参加しました。
求道同願会に入会と言えども冊子が届くだけで会の参加は自由。入会の折りに修性院のご住職から信行会のお誘いを頂いていたので何度か休みを取るも急遽、日付が変更していたりと巡り合わせが悪かったので、年内中には!と思い稲荷町にある妙音寺さんで求道同願会の信行会、唱題行の会に参加してきました。
とその前に、唱題行の会は17時半からだったので、せっかく都心に出るのであらばと少しだけ御首題巡りを。
浜松町にある圓珠寺さんと正伝寺さんを詣でたかったがご不在だと寂しいので(^_^;)
日暮里駅からすぐ、長久山本行寺さんへ詣でてみました。
月見の名所だったらしく月見寺とも言われます。境内は年末の準備か改修中なのか車や足場が沢山組まれてました。
月見寺の石碑。
本堂。
庫裡にて御首題を拝受。ご年配のお上人に書いて頂き行衣には三つの印を捺して下さいました。
次に向かったのは浜松町にある正伝寺さんと圓珠寺さん。
正伝寺さん。
毘沙門天さまが奉られている正伝寺毘沙門堂。
寺務所はご不在だったが張り紙がしてありお隣の圓珠寺さんで御首題対応してくださるとのこと。
それでは、お隣にある圓珠寺さん。
線路すぐにおはす圓珠寺さん山門。
寺務所で御首題と行衣の印をお願いする。
年配の尼僧さまが若いお上人に行衣の印の押し方をビシバシ指導されながら下さりました(^_^;)
御首題は正伝寺さん、圓珠寺さんの二種類、御朱印も同じく二種類ありました。
もちろん、御首題のお二つを頂戴致しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171208/09/wattal/42/e5/j/o0540096014086683304.jpg?caw=800)
帰りに東京タワーを仰ぎ見る(^-^)
時間はたっぷりあったが増上寺は浄土宗のため、お控えしました。
浜松町から上野まではすぐ。
上野恩賜公園で時間を潰すも長居できず。。清水観音堂のそばを通りました。
昔は上野恩賜公園一体は天台宗の寺領だったんだなぁとしみじみしながら、稲荷町にある妙音寺さんへむかいました。
唱行題の会は夕方の五時半から。だいぶ早いですが四時半に庫裡のチャイムを鳴らすと中へ上げてくださいました。
江戸十祖師のひとつ妙音寺さんは御首題巡りでは難所のひとつ。中々巡り合わせが合いませんし最近はご対応が出来ないと張り紙もあったりで、断られるのを承知で願い出ました。
寺守りの奥様が分かりませんが副住職さまに確認してくださると。
唱題行の会は参加費300円。
中で待っていると時間が進むに連れて続々と参加者が集まり20人ほどになった頃、時間になり法話が始まりました。
信解品の長者窮子の読み下し文を解説と共に進めて行きます。釈尊の教え、方便の教えを水と器に例えたお話は中々、和訳本を読むだけでは解釈出来ない所に目にウロコでありました。
一時間で法話を終えると本堂に上がり唱題行が始まります。信行会のイメージとは異なり。団扇太鼓も用いず法華経読誦もありません。
まずは道場偈をお唱えしてから印を結んで瞑想をし呼吸を整え木しょうと太鼓に合わせて、眼を閉じて、ひたすらお題目をお唱えします。
導師、参列者が一斉にひたすら一心にお題目をお唱えする。最初はゆっくりで徐々にスピードを上げてピークはナムなのかナンなのか分からないほど早くお唱えし徐々にゆっくりとなり終わります。
その後は回向や四弘誓願と進みお題目にて終了。
まさに感激しました。
ずっとずっと孤独にお題目を上げてきましたが、沢山の方とすることに功徳を積むことが出来ると。
法華経は全品で六万九千三百八十四字あり、一字は仏様で。五字七字をお唱えすることは功徳ははかりきれないと。も教えて頂きました。
日蓮宗布教師のお上人や宗門の方や他宗の和尚さんまで多種多様の参加者でした。
これほど仏教に出会ってから濃厚な有益な時間は巡礼を抜かしてなかったと思います。
会も終わりに差し掛かる頃、行衣と御首題帳を持ってきてくださいました。お忙しい中、本当にありがとうございます。
次回は行衣をまといて唱題行の会に参加したいと思います。
南無妙法蓮華経。
正伝寺さんの「令百由旬内 無諸衰患」は九字で用いられる呪詛でもあります。
妙音寺さんでは唱題行会之砌の文字が誇らしく思えます。
年末には伊豆へ家族旅行の予定。
本山四ヵ寺と少し御首題巡りが出来たらなと思っています。
ご縁に感謝。
南無妙法蓮華経。
合掌。