天台大師忌日に。 | 一天四海 皆帰妙法

一天四海 皆帰妙法

日本仏教が好きで神仏習合信仰者です。
仏教寄りなので本地垂迹説派。

どこそこの宗教団体には属してません。
独学にて天台宗教義を経て日蓮宗教義に辿り着きました。

ひとり講・三國四師信行會発足。
千ヵ寺参り発願。

南無妙法蓮華経。

去る11月24日は中国天台宗の僧、智者大師智顗(チギ)上人の御入滅の日であられます。

どうして中国のお坊さん?と思う方もおられるかと思いますが事実上、中国天台宗の開祖とも言われる智顗上人はまず釈尊が説いた法華経を読み紐解き、天台教学を形にしました。一念三千や摩訶止観など。

その教義を中国に渡り日本天台宗を開いたのが根本傳教大師最澄上人です。最澄上人も法華経こそ衆生を救う教えとされ今でも日本天台宗の根本経典は法華経とされています。

インドの釈尊、中国の智顗上人、日本の最澄上人と継承された法華経弘通の法脈を日蓮聖人が引き継がれ、聖人自ら三國四師と宣言されたのです。

なお、密教、浄土化していった日本天台宗への批判の理由付けともされ天台宗にとってはあまり良い言葉ではないのかも。

と話はそれましたが日本の法華宗にとって天台大師の存在は欠かせない高僧なのです。

法華経を根本経典にしている天台宗や日蓮宗などでは天台大師の御入滅の日に法要が営まれます。
日蓮宗では天台大師会、天台宗では霜月会と言い以前、法要に参加させて頂いた時は大師粥を頂きました。

天台大師の御入滅の日は縁あって娘の誕生日でもあります。

てな訳で!
この日は日本の法華宗にとって大事な日。智顗上人の御遺徳に触れてお参りする日のはず。。

4月の立教開宗の聖日に合わせて写経したきりしていなかったので、今回は目標二巻写経をさせて頂くつもりでしたが、小生の不甲斐なきことに飲んだくれの日々も続き。。一巻のみ写経させて頂きました(^_^;)

お自我偈。
寒い今日この頃。リビングで行ったのでお香は焚けず(*_*)

準備万端ではないけれど家族で千葉県松戸市平賀にある本山本土寺へ詣でてきました。

山門を抜けて入り口へ向かう家内と息子。
娘は小学校のためいません。予定が合わなく家族三人での参拝となりました。。

本堂。
京都のイメージとは違いますが紅葉は中々楽しませてくれます。

ちょうど身延山清水坊の団参の方達がいらっしゃってました。
ボソッと「身延山の清水坊じゃないかな」と口走るとお隣にいたお上人が清水坊のご住職で「そうですよ。」と答えて下さいました(^-^)

ご縁がありましたら、と合掌して別れました。

紫陽花とは違う趣で。
高々な紅葉を仰ぎ見続ける。

最後に五重塔で写真を撮りました。

数珠を持ちたいと息子が言うので(^_^;)

中々決まってます。

初めての秋の本土寺となりましたので、紅葉柄の御首題帳と御首題を頂きました。

寺務所は頻繁に御首題、御朱印を求める人で沢山いらっしゃいましたので表題はご遠慮して他の所で書いて頂きました。が御朱題です。

間違えているのかどうかは分かりませんが御朱印帳ではないですし書いて下さったので感謝合掌。

カバンに写経したものを忘れてしまったので本土寺では納経せず(^_^;)

南無高僧天台智者大師。

南無妙法蓮華経。

合掌。