西双版納旅いよいよ最終日

景洪のホテルをチェックアウトして8:00に出発しました。この日の移動手段もバスでしたが、ひと回り小さいバスにのり3時間かけて、まずはランチ休憩へ

途中、通行止めで回り道をしなくてはならない箇所があったりと目的地の倚邦山に行くことができるか緊張しました。


看板に書いてあるのは「想你的风还是吹到了孔明山」

I love kongmingshan

あなたを想う気持ちは風となって遠く孔明山にまで届いている」

地元の人の伝説では諸葛孔明を茶祖とする言い伝えがあるそうです。

無事に倚邦本真古茶坊に到着しました。

古六大茶山の眺めです。

清らかな風が吹いていました。

萎凋部屋

山の気をたくさん吸収して茶葉もより美味しくなりそう!

最終日は今回の旅ではじめてのお弁当!

こちらが、とても美味しかったです!

山の空気と美味しいお米とお惣菜、元気出ました。

茶室に飾られていた写真

「倚邦曼拱古茶山」

倚邦茶山の曼拱地区は古茶樹が多くあることで知られています。

家が壊れてしまっています。いつの時の写真でしょう。

石畳を馬が登っています。

茶馬古道で遥々運ばれたお茶

この写真を見てよりリアルに感じ、畏敬の念が生まれます。

2024年春 白茶


2024秋晒青紅茶

倚邦山の白茶と紅茶

とても美味しくて、シドニーに持って帰りました。

黄金葉曼松2021年 5月

国有林内にある曼松老寨は倚邦山の希少なお茶とされています。こちらも餅茶1枚持ち帰りました。

磯部優子先生に曼松も淹れていただきました。


倚邦本真古茶坊をあとに倚邦正街を歩きました。

清代に倚邦は六大茶山の中心地として栄え、普洱茶の集積地・加工地・交易の拠点として機能していました。この時期、多くの茶荘が設立されました。ここから出荷された普洱茶は、馬幇(キャラバン)によりチベットや四川、北京などへ運ばれていました。

屋上に晒青室がありそうな建物がありました。

こちらは行和茶文化講習所

倚邦普洱貢茶制作技藝傳習所とありました。

奥に殺青の鉄鍋が見えました。

献上茶の製造技術を伝承する場所のようです。

貢茶製造技術を伝承といえば文化遺産として2つ登録があります。 


⭐︎普洱茶製作技藝(貢茶製作技藝)国家級非物質文化遺産に登録(2008年)

登録機関:中華人民共和国文化部(現在の文化和旅遊部)

主な内容主に雲南省普洱市(旧・思茅市)を中心とする地域に伝わる、伝統的なプーアル茶製造技術。特に「貢茶」とは、清代に皇帝に献上された上質なプーアル茶を指し、その製法・規格・儀礼性が重視される。手工による製茶、特定の品種・製法・圧餅技術など、代々伝承されてきた職人技が評価。



⭐︎中国伝統製茶技藝及び関連習俗がユネスコ無形文化遺産に登録(2022年11月29日)

登録名(UNESCO)

Traditional tea processing techniques and associated social practices in China

(中国の伝統的な製茶技術と関連する社会的慣習)

内容の範囲緑茶・紅茶・青茶・白茶・黄茶・黒茶(普洱茶を含む)といった全中国茶の製茶技術を包括。茶の栽培・収穫・加工から、茶礼・茶道・飲用文化・地域慣習までを含む。全国44の茶産地(雲南・福建・浙江・安徽・四川など)から構成される大規模な共同提案。


このように地域ごとに受け継がれてきた製茶技術を国際的に承認し後世に伝える基盤が整備され、茶産地の文化観光やブランド価値の向上に繋がり、茶文化を通して国内外の文化的対話の促進に繋がっていきます。

倚邦正街で見かけた倚邦普洱貢茶制作技藝傳習所が地域文化の担い手としての役割を果たしていると思いながら歩きました。

脇道は昔ながらのまま残されていました。

倚邦は清代の繁栄期を経て内戦や情勢の混乱、経済不況などの原因で、技術の一部が失われて多くの茶荘が廃業し衰退していきました。

1950年以降は土地改革などで倚邦の古茶樹も伐採されてしまい放置されて、長きにわたり忘れられた存在だったそうです。

1990年以降の普洱茶ブームにより歴史的価値から再評価されて、現在は「倚邦古茶山文化保護区」として観光地化され保存されています

「茶」の文字が上部にある門には

「貢茶倚邦 千年古鎮」と表記されていました。

こちらの表記あちこちにありました。

倚邦正街の中ほどにあるレストランではお誕生日会をされていました。

あたたかい日差しが注ぐ中、私たち一同が歩いていますと倚邦の女性たちが手を振ってくれました。皆の記憶に残る素敵な笑顔でした。



石臼に木がさしてあるから、実際に使ってるのでしょうか?

門や屋根の装飾をついつい眺めてしまいます。少数民族の方々の紋様,興味深く見入ってしまいます。


犬さんの近くに小さな刀のような先が落ちてました。

記憶に残る倚邦古鎮の石畳

16時に倚邦を出発しました。

ここから約3時間かけ景洪へ戻ります。

最後に景洪の同慶號に連れて行っていただきました。

素晴らしいパッケージに包まれた普洱茶がたくさん並んでいました。熟茶は一枚シドニーにあるので、生茶の餅を持ち帰りました。

夢のような西双版納旅、いよいよ空港へ向かう時間になりました。

バタバタと国内線に飛び乗り一同広州へ

広州では、みなさん市内に一泊されます。私は早朝シドニー発なので空港でお別れして、

お茶の学びをご一緒した皆さんの後ろ姿見送って空港近くのホテルへ移動しました。


西双版納旅、スケールの大きさに圧倒され、企画してくださった主催の井上菜津子さん、ガイド&通訳の謝霄然さん、現地ガイドをしていただいた勐海茶廠の陳さん、ご一緒してくださった先生方皆様に大変お世話になり素晴らしい茶旅の経験をさせていただきました。


ブログにて茶旅にお付き合い頂いた方も本当にありがとうございました。

奥深い普洱茶の楽しく有意義な旅でした。