- 新規事業がうまくいかない理由/坂本 桂一
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自分も小さいながら、社内で事業をやる事になったりしてて
勉強のために読んでみました。
難解かと思いきや全然そんな事はなく結局は
事業を立ち上げるには「中にいる人のやる気だ」と色々な事例を
交えて教えて下さる本。
もちろんそれだけじゃないのですが。
・企業内部の事業しかやってことがない人というのは、
知らず知らずのうちに社内向けアピールにエネルギーを使う
・彼らが成功をおさめたのは、調べることではなく、新しいシナリオを自分たちの頭で考えたから
・新規事業の場合、その計画は必ず頓挫し、修正を余儀なくされるのが普通だということは、
経営者も事業担当者もスタッフも知っておくべき
・(新規事業は)売上数字のような量ではなく、質の部分を評価するのです。
・学生ベンチャーのように、全員が寝食を忘れてこのビジネスにかけることが成功の前提と
なっている仕事も、サラリーマン集団がやるには無理がある。
・企業内起業の場合は、ある程度努力しないと競合が入ってこれないマーケットで勝負するほうが、
最終的に成功する確率は高い。
・かかわる50人全員が高いモチベーションを要求されるビジネスは、
企業がやるビジネスとしては適当ではない。
・初期の段階では発案者が事業責任者をやっていても、人数が30人を超えるようになると、
どうしてもオペレーションの概念のない人では組織が動かなくなります。そこで、途中でオペレーション能力の
などなど。
とはいえ、ここに書いたものは一例で、この本の醍醐味は実際に立ち上げを何度もされている
著者の具体事例だと思うので、一度手にとって読む価値はある本だと思います。
結構胸も熱くなりました。
良著。