本日まるこDay
サロンは店長ともちゃんが
頑張ってくれています
ランチやティータイムに
どうぞSalon de*3 Ashiyaに
お立ち寄りください
わたしはアトリエで
釉薬作り
たまに…
ブログのメッセージから…
《釉薬の配合を教えてください》
そんなメッセージを頂きますが
釉薬はスタッフにも伝えません…
記録もしません…
レシピがあるのは
わたしの頭の中にだけ…
わたしがもし病気で忘れてしまえば…
それで全ておしまい
以前
使ってる釉薬を盗み見しようと
釉場にこっそり侵入した人がいました…
なので
バケツに釉薬名さえ表示しません
不思議と釉薬だけは忘れない…
普段はつい10分前のことも
うっかり忘れそうなのに
そんな努力をご存知くださる方は…
まるこたちが
800yen〜というお値段を
安すぎるとおっしゃって下さいます
でもでも
自分の努力は自分のため…
自分の努力を
値段に反映してはいけないと思っています
どんな影の努力があったとしても
お客さまには関係のないこと…
気軽に毎日食卓にまるこが並ぶこと…
それが何より嬉しい
器はどんな高価なものも
使わずに置いておくことは…
器にとっても作り手にとっても
一番寂しいこと…
器は使うごとに強く元気になります
毎日使ってください
毎日まるこを可愛がってやってください
もし欠けたり割れたら…
思いっきり悔やんでください…
割れた残念さより…
使われずにそのまま鑑賞用になることが
何より悲しいから
わたしがお料理教室の器のオーダーを
お断りする理由は…
長く大切にお手元に置いて頂けないから
ワンクールで売り払われてしまう…
悲しすぎて
手作りのうつわはお嫁に出せません…
むかし…
とっても悲しい経験をしました
うつわを
モノだと思われること…
作家が作ったうつわは
我が子と同じくらい大切な作品です
大切にその子(うつわ)の一生を
引き受けて下さらない方には
制作しないことに決めました
使い手と作り手の
相互の信頼があってこそ…
まるこ展で
まるこをお買い求めくださったみなさまは
まるこをお手元で永く愛して下さると
そう信じています
毎日みなさまにまるこを使って頂ける
そんな光景を妄想しながら
まるこをつくっています