7w1d.
前回6w5dで空っぽの真っ黒な胎嚢しか確認できなくて、今日はその経過観察。
数日で気持ちの整理はついてきて、落ち着いた気持ちでクリニックに向かった。(行く前にユニクロで買い物ができるくらい。)
モニターには相変わらず真っ黒な空っぽの胎嚢があった。前回より少しだけ大きくなっていたようだ。「前回と変わらない(袋の中は何も見えない)ですね。」丁寧な、そして残念さも窺えるような口調で医師は言った。
奇跡はやはり起きなかった。もっとも奇跡を信じていたというより、都合のよい期待を傷つかない程度にしていた。そんなんじゃ奇跡は起きなかろう。
診察では、「残念だけど流産ということになります」と告げられ、その後について説明をうけた。
流産原因の検査をするか→しない
不育症の検査対象となるがするか→検査しない
という確認の後、自然排出か手術するか、の相談。
自然排出だと胎嚢は2センチを超えているので結構な出血量になる。出血時痛みもある。いつ出血するか分からないので、子どもがいる場合寝てる途中に来ると、、、。(血の海になって子どもがびっくりする、ということなのかしら。)
ちなみに、どのくらいの痛みかを知りたかったけど、人それぞれだろうし、他の方のブログである程度読んでいたので聞かなかった。
私の手術に対する懸念は、平日の手術だと万が一、幼稚園からお迎え要請が来たときなどに対応できないということだった。紹介先クリニックは土日も対応しているということで、この問題はあっさりクリアされた。医師も手術の方がよいと思っているようだった。たぶん痛み苦しみが少ないから。
赤ちゃん(の袋)を見てみたい、お別れを言いたいという気持ちも無いではなかったけど、痛みや、出血や、赤ちゃん(の袋)の扱いや、そういった諸々のことに対処するエネルギーは私には無いように思われた。何も考えず医師や看護師の言うとおりにして、寝ている間に終わってくれた方が、楽だと思ってしまった。一度経験しているから様子がわかっているというのもある。
赤ちゃん、こんな母でごめんね。
「これで最後なので」と言うと、医師は「最後がこんな形になって...。」とバツが悪そうにした。でもここまで来れたし、やるだけはやったね、とお互い納得。「これ以上続けても年齢も高くなるし色々後も大変ですし」と言うと「そうだね。続けても(結果が出る保証もないし)苦しいかもしれないしね。」と医師。
このクリニックの初診時に「出来なかったときのことも考えてやっていきましょうね」と冷静に言ってくれた医師だ。「お世話になりました。」と挨拶をした。
そして診察室を出るとさっそく紹介先クリニックに明日の診察予約をいれた。今週末に手術予約がとれればいいけど...。
積極的な不妊治療(体外受精)は一年弱だったけど、子を持ちたいと強く願うようになってからは10年を超える。夫との意見の違い。仕事都合による別居。流産。色々あって思うようにはいかなかった。もっと早く一人目を生んでいたらたぶん二人目も産めただろうと思う。夫の赴任先(海外)についていっていたら、二人目の体外受精をあと一年早く始めていたら、、、。後悔はつきない。
いま思うと息子を生むことができたのは奇跡だった。この奇跡に感謝したいと思う。
あと数回、流産手術を無事終えるまでブログは続けたいと思う。