がんに関する本の紹介 その9 | みうの 「悪性リンパ腫闘病記」 と 「どうでもいい日記」

みうの 「悪性リンパ腫闘病記」 と 「どうでもいい日記」

2009年9月に悪性リンパ腫ホジキンリンパ腫と診断され、一旦は寛解しましたが、2010年7月に再発してしまった人間の闘病記です。悪性リンパ腫とは「血液性の癌」のことです。同様の闘病をされている方のご参考になれば幸いです。

先日読んだ本の感想です。

■題名
ガンが消える食べ方 ガンを防ぐ生き方
$みうの 「悪性リンパ腫闘病記」 と 「どうでもいい日記」

■概要
まず、がんの死亡率について日本ではここ数十年ずっと
増加傾向にあるのに対して、欧米では減少傾向にある。
この違いは日本の医療界の「食事指導の欠如」だと
筆者は警鐘しています。

歴史的な背景となりますが、過去にアメリカでは国を
あげて「なぜ医療レベルがこれほど進歩しているのに
心臓病やがん、糖尿病等が増え続けるのか究明する」
という事業を行ったことがあるそうです。

結果、だいたい以下のような
(もっと情報は膨大だったみたいですが、本書では
 以下のみ)
内容でした。

・肉中心の食生活における動物性タンパク質・脂肪の
 とりすぎ
・野菜摂取不足によるビタミン・ミネラルの不足
・医学界・医療関係者による「病気と栄養」の
 問題の無視・無理解

その結果に基づきアメリカはがん患者に対して
食事療法を徹底させたことにより減少傾向に
なっており、それに伴い本書ではがんを防ぐ
食事療法、通称「済陽式食事療法」を謳っています。

実績としては手術直後からの食事療法で再発率6.8%。
ちなみに食事療法を提言する前の筆者の過去の実績
として手術が成功しても5年生存率は52%だったそう
です。ここにもかなりの違いがあります。

がんは運でも遺伝でもなく生活習慣病

という言葉。確かにそうなのかなと思いました。
食事療法については割愛しますが、ご興味ありま
したら本書を手に取るとよいと思います。